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浅見真紀と橘家の戦い:9戦目「自分の一番身近な人が大きく負けている姿はやはりみたくない」【文・橘哲也】

著者プロフィール
橘哲也…日本プロ麻雀協会のA1リーガーにして、浅見真紀プロの夫であり一児の父。その髪型から愛称はブロッコリーだが、ブロッコリーは食べられない。ツイッターはこちら

2023年12月26日
この日は年内最後のMリーグの試合の日である。
そんな日にドリブンズの試合があり、妻が出場することが決まっていた。

妻と出会って変わったことの1つに、
「大晦日の夜は紅白歌合戦を観て、その後シルヴェスターコンサートにチャンネルを移してそのまま年を越す」というのが習慣になった。

年末年始にお笑い番組以外を観ることなんてなかった人生から、紅白出場歌手を楽しみにする人生になるとは。

その習慣となって迎える年の瀬・年越しも早6回目。
チーム成績も良く、個人成績もお参りが必要なほどの不調というわけでもないため、例年通り幸せな年の越し方はできそうだ。

とはいえ年内最後のこの試合の結果次第では、年末に食べるすき焼きのお肉のランクが変わりそうな気はしている。

個人9戦目の対戦相手はこちら。

全員すでにMリーグでの対局経験があるメンツだ。

日向選手は先日竹書房より「十人十色」という本を出版したばかりなので、ぜひともお手に取っていただきたい。
こうしたさりげない宣伝活動を怠らないのもノートを続けるためのコツである。


■東1局


1巡目に切られたオタ風の北から積極的に仕掛ける。

これが7巡目にはホンイツトイトイの満貫テンパイになるというツモ力(ぢから)を見せる。

すぐに中田選手がアタリ牌の7sを掴む。

打て、打つんだ!
親でドラ含みのリャンシャンテンだよ!
7s機能してないよ!

ション牌の中切りと5s切りが目立ちすぎていたためか止められてしまった。
さすがである。
この局は勝又選手の満貫ツモアガリで決着。

■東2局


親の勝又選手の先制リーチに日向選手が追っかけた同巡、浅見もテンパイ。

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