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みんなびっくり!史上初!副露・残り枚数表示。最高位戦放送対局・新システムを作った天才・園田賢に聞いてみた

名前の上に何の牌を鳴いているか、名前の下に待ちが残り何枚か一目で分かるようになっている

3月6日、最高位戦日本プロ麻雀協会の第49期A1リーグがスタート。放送時には視聴者から驚きの声が多数上がっていた。
従来の、それこそMリーグでも未実装である「フーロ牌の画面表示」「テンパイ時の待ち枚数表示」といった新機能が実装されていたのだ。

本システムを構築したのはなんと、最高位戦のA1リーガー、そしてMリーグ・赤坂ドリブンズで活躍する園田賢。そこで今回は園田を取材し、開発秘話や麻雀放送など、いろいろな展望を語ってもらった。


 ■システムエンジニア・園田賢

園田賢プロ

-麻雀ファンからは驚きと称賛の声が上がっています。まずは、このシステムを作るに至った経緯からお聞かせいただけますか。

園田 麻雀放送においてフーロが見えないのって結構ストレスになると思っていて、去年に最高位戦スタジオができたときから「フーロ牌の表示はやりたいよね」っていう話はあったんです。
ただ、去年はスタジオを作ったばかりでスタジオの内装や調整面で時間がかかったので、僕が突貫で作ったシステムで運用を行っていました。そして今回、時間的猶予が生まれたので新たに取り組んだ、という感じです。

実は、最初はシステムの制作を外部に発注していたんです。だけどできてきたものを見て、やっぱり物足りなさを感じてしまって。もちろんお金をかければさらに良いものができるのかもしれないですけど、予算的な問題もありますし、操作する人の使い勝手とかピクセル単位とか細かいところまで作り込むとなったら外注だと難しいというので、内製でやることになりました。

-開発の中で苦労したところやこだわったところは。

園田 まず、初年度のシステムはとにかく突貫で作ったので、「スパゲッティコード」って言うんですけど、コードが複雑に絡み合ってしまって、他の人が読んでも全く理解できないどころか僕自身が読むのすら相当大変、という状態だったんですね。

スパゲティのようにコードが絡み合った状態だった

それを修正しようにもどこをどうすればいいのか分からない状態だったので……(笑)最初から作り直しました。

-どのくらいの時間をかけて作ったのでしょうか。

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