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井出洋介プロ・仲田加南プロ 第7回 リーチが必要ない手組にする

3人平たい状態で南入、傷つきたくない


金本 予選の南1局2本場の、井出さんの打ち方の考え方を教えてもらいたいのですが。
井出 新津プロに頭ハネされた局ですね?
金本 結果としてはそうなりましたが、そこに至るまでにどういう思考で打っていたのか、教えてもらえますか?
 
 南1局2本場 供託リーチ棒1本
 東家 新津 潔プロ 22400
 南家 井出洋介プロ 19400
 西家 滝沢和典プロ 16900
 北家 朝倉康心プロ 40300

井出 朝倉プロが東場に4000・8000をアガって、南入して新津プロが連荘しているところですね。
仲田 当面のライバルである新津プロのオヤを流したいですね。
金本 予選なので2着まで勝ち上がりです。
井出 3人はほぼ並んでいると言っていいでしょう。


234の三色を見ながら進める

金本 まず、ここが難しい場面です。

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井出 まだブクブクにしたくなくて、東を残して二萬を切りました。
仲田 234の三色が見えますね。
井出 東2枚は、いつでも切れる守り駒ですね。

仲田 自分の手が速ければ、このまま切らずにアガることもありますね。
井出 雀頭でも使えますしね。リーチをかけられたら東を切ればいいです。


ダントツ朝倉のすごい仕掛け

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井出 ここで滝沢プロが切った⑥を朝倉プロがポンします。これはすごい仕掛けですよ。南の先付で、この形からのポンです。なかなかすごいなと思いますね。僕にはできません。
仲田 リーチが来るのを覚悟で仕掛けていますね。
井出 僕や仲田さんではなかなかできない鳴きです。
仲田 怖いですね。仕掛けることもありますが何枚か押す覚悟がないと。でも、もし放銃しても、まだオヤ番がありますしね。
井出 そもそもダントツですからね。
仲田 ポイントがあるので、そんなに気にすることではないかもしれないですけど。


リーチの必要がない手を作る

金本 次は、ここが難しいですよね。

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