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醍醐大の孤高の一打vol.3 〜チートイツの待ち選択における、ワンランク上の思考〜【文・成田裕和】
「自分は人が驚くような打牌をすることが多いが、そこには必ず理由がある」と語る、セガサミーフェニックス『孤高の探究者』醍醐大。本企画では、彼のオリジナリティーあふれる打牌の思考に迫る。
醍醐は自身9戦を終え、いまだトップなし。セガサミーフェニックスもマイナスを重ねて最下位と苦しい戦いが続いている。
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ただ、醍醐はそんな状況においても決して勝利を、着順アップを諦めず、難しい局面から結果につながる一打を見出そうとしている。今回は、その姿勢が実った場面を紹介したい。
【チートイツの待ち選択に活かすワンランク上の思考】
今回取り上げるのは、11月13日(月)第1試合の南3局5本場。KONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人が大きく抜け出し、醍醐はBEAST Japanextの鈴木大介と同点のラス目となっている。
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「トップ目の寿人さんに大きく素点を引き離されて、下3人が混戦状態。大介さんや亜樹さんにアガられてしまうと、いよいよ単独のラスが近づいてしまいます。そうした中で、私の手はチートイツのテンパイになりました。8pと東、待ち選択でどちらを選ぶか。見た目枚数では8pのほうが1枚多く、東は2枚見えていて、いわゆる『地獄待ち』。東はほぼ間違いなく山にいますが、私は8p待ちでリーチをかけます。この選択には、見た目枚数以外にもいくつかの要素がありました」
チートイツの待ち選択は考慮する要素が多い。醍醐はどの引き出しを開け、なぜ8p単騎を選んだのだろうか。
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