「やめろやめろ、調子に乗んな、そんなにうまくいきゃあしないぞ‼」魔神の父のМリーグ観戦記⑦　2023年1月10日

１．「ひなたの部屋」で

Мリーグ、今日の渋川の対戦相手にひなたさんが居るのを見つけた。

もう2年位前の話だが、妻が急に「あなた、来て、来て」と大声で叫ぶ。何事だと思い行ってみると、妻はスマホを食い入るように眺めながら
「渋君(仮名)が色んなことしゃべってるのよ」
と私を手招き。見ると「ひなたの部屋」というタイトルの画面で女の人と渋川が話をしている。

ひなたさん「すごい愛されて育ったんですよね」

渋川「家族の仲は良かったですね」

　(まあそうだね。いい感じの話、やってるじゃないか)

渋川「両親に麻雀の仕事やってくんでお願いしますと言ったら」

ひなたさん「お母さまお父様からしたら結構衝撃で驚きですよね」

(全くその通り‼最後に仕方なく、「そこまで言うなら」と折れたんだ。1年後だったが)

「これが私達のイラストよ」と妻。「ずいぶんしょぼくれてるな」と私。

そのうち話はなぜか私の麻雀の内容に移る。

渋川「父さんの麻雀は現代セオリーからはずれてたんで、一杯教えてあげたんだ」

ひなたさん「古代文明みたいな打ち方だったんですね」

(こ、古代文明だと‼な、何という例えだ‼チグリスユーフラテス川のほとりで私が上半身裸になって、楔形文字の麻雀牌を握っているイメージか‼)

２　2023年の初天国

この試合、渋川は、何とそのひなたさんとのデッドヒートとなるのである。

東1局、早速渋川らしさが出る。

このカン5索で即リーチ。これは「ドラ入りカンチャン即リーチ」か。役有りなんだがそれでもリーチ？

この時、３人は皆一触即発のこんな手牌。

しかし結局みんな降りてくれた。
やはり親リーチは強い。ならこれで正解か？
私はどうも愚形リーチは気に入らないんだが・・・・。

東4局。

これが渋川の配牌。これではさすがにあがれないか。

と思ったら6巡目に7筒をポン。

これは必見。孤立している1筒・8筒・1万・北・中、すべて重なる可能性があり、更にポンできやすいことに注目。

最終的に渋川はこの形。