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私設Mリーグダービー14来季のドラフト構想、新Mリーガー候補、新規参入企業について語り合った!


お詫び

まずは詫びておきたい。前回「オカルトvsデジタル」について「前編」と銘打ってアップした。

そして後編を書いて送ったところ、近代麻雀の金本編集長から

「こんな長ったらしくて小難しいもの、誰が読むんじゃ。ボケ。カス。ボツ」。

これをもう少しソフトに表現したメールが送られてきた。
ボツは受け入れよう。だがせっかく書いたので、急遽、自分のnoteのページを立ち上げ、そこで読めるようにした。note内から「私設Mリーグダービー 番外編」で検索すれば見つかるはずだ。無料で読めるようにしておいたので、興味のある方はそちらを探して読んでほしい。「長ったらしくて小難しいもの」が読めること請け合いである(涙)

今季、もっとも評価を上げた2人

先日、この私設Mリーグダービーのメンバー5人で飲む機会があった。レギュラーシーズンも残り3分の1を切り、話題は自然と来季の構想へと及んだ。

今季、われわれのあいだで株を馬鹿上げした選手が二人いる。
仲林と太だ。
各チームのオーナーは、FA市場に大谷翔平や山本由伸が現れたときのように、腹の探り合いをはじめた。口火を切ったのは、麻雀プロを見る目にかけては名伯楽と言っていい、メタボリック健だった。

「来季の目玉は太ですよね。あれ、めちゃくちゃ強いでしょ」
「ええ。筋の本数をかぞえて押してることになってるけど、当たり牌はほとんど切らない。相当、読みが入ってると思います」とデジタル高見。
「へー。読めば当たり牌って押さえられるもの?」と私。
「平岡さんには無理なんで聞き流して下さい」
「うん、そうする」
「とにかく、あんなに間違えない選手もいませんて」と健。
「だけど間違えないといったら、仲林こそミスターパーフェクトなんじゃないの?」
 私が言ったら、みんな揃って頷いた。
「つまり来季は仲林と太が、これからの麻雀界の方向性を決めるアイコンになるかもしれませんね。その決定的なシーズンになる気がします」とメタボリック健。
「ですって。ガチ水谷のご意見は?」と私が聞いた。
「多井と勝又の永久指名です」
への字に口を結んで、力強く宣言する。自分を勝たせてくれた選手は手放せない。今季初参戦したガチ水谷は、そのことを噛み締めているらしい。
「だけどもちろん仲林と太は、私のランキングメモの中でも昇段しまくってますよ」
外資系保険マンのガチ水谷は、会社を格付けするように、全Mリーガーを秘密のメモ帳に格付けしている。SからDまで5段階というから恐ろしい。ちなみに今のところ最上級のS級は5名だそうだ。しかし今季1名がA級に脱落しそうだという。誰だろう。
「太はS級入り?」と私は尋ねた。
「企業秘密ですが、査定では相当上にきてます」
「仲林は?」
「以下同文です」

「ふーむ。タクシー貴はどうよ?」と私が話を振った。
「俺は千瑛ちゃんを来季も行くから」
「へー、どうして?」
「風林火山のオーディションを勝ち抜いた松ヶ瀬は、二年間強かっただろ。だからビーストのオーディションを勝ち抜いた千瑛ちゃんも、来季は強いと思うんだ」
「太はお替わりのするの? なんか争奪戦になりそうだけど」
「当然だろ。お前らが様子見してるルーキーを、あえて初年度から獲って、手塩にかけて育ててんだ。俺の太に手を出すなよ」

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