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選択迫られたオーラス、瑞原明奈と東城りおの選択はどうだったのか───最強戦2024「女神の乱」 阿久津翔太の研究ノート

皆さんこんにちは!

先日行われた麻雀最強戦2024 女神の乱はご覧になったでしょうか?

まだ観ていない方はぜひABEMAプレミアムに登録して見返したりキンマwebの観戦記を読んだりしていただけたらと思います!

予選A卓の出場メンバーは木崎ゆうプロ、黒沢咲プロ、瑞原明奈プロ、伊達朱里紗プロの4名。

勝者予想はMリーグでも破竹の勢いを見せている伊達プロに過半数の票が入りました。


【甘えずにオリる木崎プロ】

まず展開を分けた1局となったのは南2局

僅差ながらトータル2番手の位置である木崎プロはドラドラのイーシャンテンですが伊達プロのリーチに危険な4sを掴みます。

点差が小さすぎて戦いたくなる手ですが、4sを押した後にピンズをもう1枚勝負というのがかなり厳しいです。

ということで4sの危険度次第と言ったところですが、3sを切ってから離れて2s切りリーチということで親の顔より見た14sは誰しもが思い浮かぶでしょう。

ただ、最近はプロの中でもこういう2233sからターツ落としする時に223sの状態で引っ張るのではなく、2sもすぐに切るという人がかなり増えてきた印象で、こういう露骨な14sっぽいやつが思ったよりは当たらなくなってきた気がします(もちろん人による)

ってことで甘えて4sを切っていいのかと言われると答えはNOです。

なぜなら1sが早々に3枚切れているというのが大きくて、1sが薄いとなるといくらなんでも223sの2sは引っ張る必要性が高く、この2s切りリーチに対する14sは普段よりも危険と言っていいでしょう。

ということでここは甘えずにドラドラの手をオリた木崎プロ。

伊達プロが黒沢プロから3900のアガリとなりました。

木崎プロがもし放銃していたらこの3900は大きく響いていたことでしょう。

【未来よりも刹那の可能性に賭けた瑞原プロ】

南4局、跳満ツモ条件の瑞原プロは残りツモ1回という状況で、9sを切って一発ツモ裏裏条件のリーチをかけました。

これは瑞原プロらしくない選択に見えました。

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