「ヒヨって手を狭くしすぎじゃない?」張からの一言でぴしりと体に電気が走った【文・浅井裕介】
何かがおかしい
5/5(金)、最高位戦A2リーグ第3節d卓が行われた。
対局者は品川直・石橋伸洋・水巻渉・浅井裕介。
4/30(日)に麻雀マスターズを獲ったあと最初の対局となった。
GWど真ん中・ABEMA配信・全員がA1経験者と、モチベーションは否が応でも昂まる。
ここまで-106.0と三桁マイナスしているが、まだ10節残っていることや与えられた手材料からむしろこの程度のマイナスで済んでいることを前向きにとらえていた。
しかし結果は2433で-67.7、トータル-173.7となりついに降級圏に突入してしまった。
ここまで12半荘トップなし。ラスも3回なのでかなり耐えている方とはいえ、勝てる訳がない。
いや待て、恐ろしいことに気が付いてしまった。
3/18に京都で牧野・友添・富谷という最高位戦関西本部所属のメンバーと打った時以来丸2ヶ月最高位戦ルールでトップがないではないか。
さすがに何かがおかしい。
いや、そもそもこの日の麻雀は打ち終わる前からしっくりこなかった。
もやもやした気持ちで一日を終え、あくる日とある人物と顔を合わせた。
張から一言
「おお浅井、マスターズおめでとう!本当に強かったな。でも昨日も見たけどどうしたんだ?別人か?」
軽快に話しかけてきたのはこの男。
張 敏賢
元最高位戦所属で第31・32期最高位、第19期最強位。
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