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燃える監督 ―赤坂ドリブンズ再生の軌跡Vol.4 越山剛

初年度優勝を果たすも、その後は不振が続く赤坂ドリブンズ。 今季、新メンバーを迎え新体制で優勝を目指すチームを、渦中の越山監督が語る――。

──この取材をしている時点で、ドリブンズは首位に立っています(取材日:12月15日)。今の心境からお聞かせください。
 
 フフフ(笑)。もちろんうれしいですよ。何がうれしいかって、やっぱりファンの人たちが喜んでくれているのをSNSなどで見ることです。

 「Mリーグを見始めて、ドリブンズがレギュラーシーズンで首位に立っているとか、こんなにポイントを持っているのを初めて見た」みたいなことを書いている人が結構いて。確かにドリブンズはMリーグ1年目で優勝したものの、ここ4年間は勝てなかった。

 Mリーグ視聴者の伸びの推移から考えると、発足から見ている人と2年目以降から見始めた人の合計数で言えば、後者のほうが多いと思います。そうなると大半の人が「勝てないドリブンズ」しか見ていないわけですから、やっぱりそういう感想は出ますよね(笑)そこで「おじさんたち、昔は強かったんだぞ」とひとりボケながら、勝てない時期もドリブンズのファンでいてくれた人たちが喜んでくれていることを本当にうれしく思っています。
 
 戦略的な話をすると、この時点でレギュラーシーズン敗退ボーダーになる7位のチームと500ポイント近い差(※476.7ポイント)があるのが大きいと思っています。

 僕らはMリーグに入って、下を見ながら戦うことがなかったんですよね。優勝した初年度さえも。麻雀はポイントを持っているほうが選択肢は増えますし、そういう戦いは特に園田やたろうは得意なはず。このままシーズンがうまく進めば後半にそういう状況になれそうなのが嬉しいですね。ドリブンズらしい選択ができると思うので。

──この1ヶ月間で急浮上したポイントって何かあったのでしょうか。
 
 特に変わった選択をした結果でもないですし、急浮上する理由というのはないですけど、ここ数年続いていた不運が少なかったと感じています。トップが大きいルールとはいえやはりラス引かないのは大事なんですよ。特にメンタル的なところで。
 

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