仲林圭の龍がでますよ!
第1回:九死に一生スペシャル
初めまして、日本プロ麻雀協会、U-NEXT Pirates 所属・現發王の仲林圭と申します。本誌で連載をスタートするのは初めてですが、以前はキンマ web でゲスコラムという読み物を書いていました。残念ながら、今回連載するものはちゃんとした麻雀の戦術に関して話してくれということなので、まじめな感じでコラムを書いていきますので、よろしくお願いします。
さて、今回お話しさせていただく局は、Mリーグの10月11日にU-NEXT Pirates、KONAMI 麻雀格闘倶 楽 部、 セ ガ サ ミ ー フ ェ ニ ッ ク ス、KADOKAWA サクラナイツの4チームで行われた対局から。
この半荘は思い出したくもない渋川への 裸単騎振込みという事件が起きた試合であるが、それに関してでは無く、東1局の話をしていく。仲林の配牌が
【11136m14赤555p179s】ツモ【9p】ドラ【1m】
というかなりの勝負手である。役はなかなかつけ辛いが、リーチまで持っていければ大量加点のチャンス手だ。8巡目になり、西家の佐々木プロからリーチが入る。
【223344m3357p456s】ドラ【1m】
のリーチ・タンヤオ・イーペーコーの 5200 点のリーチだ。それに対し、仲林の手牌は
【111368m4赤555p789s】ツモ【5m】ドラ【1m】
となっていた。佐々木プロの捨て牌には【6m】【8s】【9s】 が切れている。しかしこの手は降りることがないので、どうやったらアガリが一番近いのか、ツモれる待ちにしてリーチをするのかを考える。
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