麻雀は確率のゲームとは思っていません「牌想い 笑み咲きほこれ 華ふぶき」黒沢咲連載コラム、No.2!
こんにちは。日本プロ麻雀連盟の黒沢咲です。MリーグではTEAM雷電に所属しています。
このコーナーでは、私の麻雀に対する考え方を書いていこうと思います。実際の牌譜に基づいた解説というよりは、「私が何を感じながら麻雀を打っているのか。どういう思考をしているのか」ということをなるべくわかりやすく、時には哲学的に、つまり私らしく、ご紹介していけたらと思っています。
今回は、「麻雀というゲーム」のとらえ方の話です。
「麻雀は136枚の牌を使った確率のゲームだ」と言われることが多いですが、皆さんはどう思いますか? 私は麻雀は確率のゲームとは思っていません。
「麻雀において流れはあるか?」ということもよく論じられます。
この「流れ」というものを「局と局とのつながり」ととらえたら、私はそれは「ある」と思っています。もっと言うと、「流れ」は麻雀以外の全てのことにも「ある」と信じています。
東1局の親番の配牌です。第一打で何を切りますか? 1枚、決めてください。
三七七七①①④⑥⑧368北 ツモ六
これは私が実際に手にした配牌なのですが、大半の人が北を選びそうですね。どう見ても13枚の中で一番いらない牌に見えます。
前回のコラムでも書きましたが、私は配牌を開いて、その手の可能性や美しい最高形をイメージすることが好きです。私は、ここから①を切りました。北を切るよりも効率が悪いことは理解していますが、私にはハッキリとイメージできてしまったのです、メンタンピン三色の美しい最高形が。
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