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「山脇さん、Mリーグの話きてないの?」文・山脇千文美

これは毎年、Mリーグのドラフト前に何人もの人に聞かれるフレーズです。
まるで一字一句変わらず、これです。

ちょっとみんな今度から何か捻ってくれw

でもありがたいことに、麻雀プロの方から、ファンの方から、業界の方?まで、幅広く声をかけて頂きます。

今年に関しても例外なく、特に「BSJapanext」さんの加盟が決定してからは、現在進行形でとんでもなくたくさんの方から聞かれています。
本当にありがとうございます。あっぱれ。

私のこと忘れないでいてくれてありがとねぇーーーー!!!!!と言う、
名前を出して頂けて嬉しい気持ちと、
いや、まじで本当にないんよなぁwwwと言う、
選ばれない現実と向き合わなければならない悲しい気持ちが半々くらいで、

「まるでないっすね(笑)」

調子良くこう答え続けてきました。
その日の気分で。
半笑いだったり。
色々しつつも。
まあ内心を悟られないように。
適当な感じで。

ははっ。


そうこうしているうちに5年以上の時が経ち、わたしも30代半ばになってしまいました。なってしまったと言う表現もどうかと思いますが、なってしまったのです。
歳はみんなとるものですし、麻雀に限らずどんなことをやるにも年齢だけが全てでは無いことは承知していますが、やはり若さに勝つことはできません。

30代もね、別に若いんですけどね。
なんか23歳くらいの時にちょっとだけ歌をやってたのですが、
事務所の偉い人に「23歳かーちょっと年齢がなぁー」とか言われたのがトラウマになってるよね。笑
今考えたらめちゃくちゃ若いやんけ、と思うのに。悲しい。
未来ある若者なのに。悲しい。

まあいいや。

そして何よりもう1つ。
こっちの方が大事かなと思います...。
私には自団体の獲得タイトルがありません。
同年代で長く麻雀プロ活動を続けている方達の中には、そろそろ大きめのタイトルを獲得している方もいたり、女流プロの方だと各団体No.1のタイトルを獲っている方も多いのですが、私にはそれがありません。

女流桜花とか女流雀王とか、欲しいんだぁぁぁぁ(雀王はとれない)

てんパイクイーン優勝や、RTDガールズファイトの2連覇があるじゃん!と言ってくれる方もたくさんいて、実際にその優勝はたくさんの実力者の中で勝ち取った素晴らしいものであるとは思います。
ただ、こんな言い方は良くないかもしれませんが、選ばれた何人か、しかも女性だけしか出場していないテレビ番組での優勝は、全ての麻雀プロや団体、企業などから実力を認められるようなものではないことが現状だと思います。

(でも実際ちゃんとすごいから褒めてね)

私にとって、この年齢とタイトルの問題は何年か前からかなりコンプレックスで、
4月2日が誕生日のため、年度が始まるたびに「また1つ歳をとるなぁ。また1年間、タイトルをとることもできずに終わってしまったなぁ。」と毎年感じるようになりました。

誕生日の位置が絶妙すぎ。

さて、だいぶ中盤ですが、
今回のnoteの本題は...

「Mリーガーになりたいという思いを書いて欲しいです!例えば羨望だったり嫉妬だったり、心の内が知れたら嬉しいです!」

と、連絡があり、書き始めました。

ははーん。

嫉妬って本当に醜い感情だからなぁ。
しないようにしてても、するからなぁ。

人との距離を適度に保って、
争いを避けて生きてきたので、
本心はあんまり言いたくないなぁ。
むずいなぁ。
と、なっています。

まあでもいっか。
こんな機会もなかなかないもんな。

これずっと言ってなかったし、
言うことのメリットあんまりない気がするけど、言います。

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