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下調べはほどほどに。好きなことならまずは飛び込んでみる。(堀内正人)

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初のタイトル戦へ

 プロになった年の8月に新人王戦というタイトル戦がありました。入会3年目まで参加できる、プロの登竜門的な大会です。今は人数が増えて入会5年目まで参加できるようになっているようですが、当時は3回しかチャンスがありませんでした。
 デビューしたばかりの新人が名を売るには、もってこいの大会です。麻雀プロをやるからにはタイトルを制覇するぐらいのつもりで挑んでいたのですが、新人王戦は参加できる回数が限られているので敗れてしまうとグランドスラムの夢が早々に費えてしまいます。
 僕は遅番の勤務が終了した朝10時に、そのまま新幹線に乗って東京に向かいました。有楽町の錦江荘という大きなセット雀荘が会場でした。
 参加者は100名ちょっとだったと思います。そこで佐々木寿人さんと初めて同卓しました。当時、近代麻雀にコラムを連載していて鳴り物入りの新人として有名でした。

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