山井弘物語【庄田ボーイ】
家に帰るとディフェンスマスター
2023年10月、ひょんなことから日本プロ麻雀連盟事務局で働くことになった。
事務局は僕を含め5人のメンバーで構成されている。古橋崇志さん、大木亮典さん、大庭三四郎さん、そしてリーダーの山井弘さんだ。
山井弘―やまいひろし―
・日本プロ麻雀連盟 理事
・出身地 富山県
・1970年2月3日生まれ
・「獲得タイトル」第1回リーチ麻雀世界選手権、第20期チャンピオンズリーグ、第15回モンド杯等
・「異名」オフェンスマスター
事務局のリーダーでもあり日本プロ麻雀連盟の理事でもある山井さんだが、新しく日本プロ麻雀連盟に入った新人プロや麻雀ファンなどは近寄りがたい存在なのではないだろうか。
まぁ実際のところ山井さんだけではなく、◯木真生さんや紺野◯太郎さんなど、理事の方は見るからにコワモテな方が多い。
僕も「最初は」そうだった。
山井さんとは職場の席が向かい同士で、パソコンの画面の横には常に山井さんがいる。
顔がピリッとしていて、常に緊張感がある。その姿は理想の上司そのものである。
家に帰ると奥様の前では麻雀のような強気な姿勢は出せないらしく、ディフェンスマスターと呼ばれているらしい。
いつからだろうか、山井さんの言動に少し違和感を感じる時があった。
世間話をしていると、斜め上の話が返ってくる事があるのだ。
その時は「まぁそういう事もあるだろう、人間だもの」と、みつをのように流していたが一緒に仕事をする時間が増えていくにつれ、その回数も倍増していった。
今回はそんな山井さんのエピソードを紹介していこう。
「韓国料理屋にて」
山井「久しぶりだな、韓国料理は!」
庄田「僕も久しぶりで、楽しみです」
山井「なに食べる?やっぱ最初は定番のやつだよな」
山井「すいませーん!ポテトフライひとつ!」
「新しいスリッパ」
山井「やった!この前注文したスリッパが届いたよ」
山井「これ履き心地最高じゃん!前使ってたやつ、もうボロボロなんだよ」
山井「前のやついる?」
「カップ麺」
庄田「カレーの匂いがするなぁ・・・お腹すいたー」
山井「え?カレー?誰か食べてる人いるの?」
山井「あ、俺か」
「庄田の手作り料理」
庄田「山井さん見てください!キムチ鍋です!僕が昨日作ったんですよー」
山井「おー!すげえじゃん、美味いよなキムチ鍋。お腹すいたわ」
庄田「食べますか?」
山井「いらない」
「トイレで健康か分かる」
山井「あー。トイレスッキリしたわ。みんな、健康でいないと仕事も麻雀も捗らないから体は大事にね!」
山井「庄田くん、知ってる?おしっこの平均秒数は21秒らしいよ」
山井「それを超えると不健康の証拠なんだってさ」
庄田「山井さん何秒だったんですか?」
山井「23」
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