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魔神の父のМリーグ観戦記Ⅱ ⑥ 2023年12月8日 来た‼来た‼来た‼来た‼サクラの時代‼ 

1 片山さんがやって来た

A荘で重大情報を受け取る。片山まさゆきさんが広島のB荘にやってくるというのだ。そのことを妻に告げると
「急に行って会ってもらえるの?あなた考えが甘いからね。渋君に言って片山さんに伝えてもらったら」と心配してくれた。
それじゃあと渋川にラインを送ると「普通に会って挨拶するのが良いよ」と至極まともな返事。まあそうだよな。

当日B荘に行くと、麻雀界にやたら詳しいあお君がすでに待っていた。ほどなく片山さんがきれいな女性と現れる。
あお君に聞いてみた。「あの女の人誰?」。するとあお君びっくりして後ろに倒れかかりながら言う。
「し、信じられない。女流雀王にもなった佐月麻理子さんを知らないの‼?しかも渋川さんと同じ日本麻雀協会の人だよ」。
えーっそうなんだ。まあとにかくお二人にご挨拶。すると佐月さん、「良い結婚式でしたね」と。
ええ‼?渋川の結婚式に来られていたのか‼佐月さんによると、私達夫婦の挨拶まわりの時、たまたま席を外していたとのこと。
いや、それにしても結婚式に来て頂いた人を失念するとは。
更に佐月さんは「麻雀マイスター 片山まさゆき 心ときめく20の物語 Ⅰ・Ⅱ」の贈呈時の写真の女性だったというのだ。
これはもう・・・。私はひたすら渋川のことをよろしくと頭を下げるだけだった。

片山さんは広島は20年ぶりだという。実は20年前広島に片山さんのお店「ミスチョイス」が存在していたそうだ。
しかしその頃私はそのことを全く知らなかったのだ。痛恨の極み。そのお店は2年足らずで閉店になってしまったという。残念。私が毎日通っていれば・・・・?

今回短い時間だったが片山さんと40年ぶりに言葉を交わすことが出来た。おまけにXでも触れて頂いた。大満足。

2 A荘にて

その帰りにA荘に行くと、若手のスタッフが雀力向上の必要性を話していた。私の顔を見ると「勉強会するので講師に渋川さんを呼んでください」と。
馬鹿なことを。渋川は正月も帰れないというのに。その後、話は片山さんのことに移り、雀力アップには「打姫オバカミーコ」が最適という話になった。
早速我が家の「片山文庫」から「オバカミーコ」①②を、最も雀力向上に急を要する初心者スタッフ襟さんに届ける。

だって襟さんの麻雀と言ったらこんな感じなんだ。

ドラをポンして2副露。捨て牌は

      

ここにテケちゃんが3索を打つと、「ロン」だと言う。

彼女の手は

テケちゃんは8000の支払い。こんなのたまったもんじゃない。テケちゃんが「なんだその待ちは‼」と叫ぶのも無理は無い。

2索を持っていれば4索で簡単にツモアガリしているのだから。しかし彼女のこうした謎の待ちは一再ならず有って、その度にスタッフの枝襟さんも大さんも(それに私も)「何じゃそりゃあ‼」とわめくわけだ。

まあそんな雰囲気もまた楽しいのがA荘らしいのだが。しかしさすがに見かねた店長が、この間彼女にシャンポン禁止令を出した。

そりゃそうだろ。ただ襟さんも麻雀が強くなりたい気持ちは凄く有り、今「オバカミーコ」で勉強している。ついこの間は「リャンメンは幸せの形」ってつぶやいていた。

ところで私は思うのだが、あの捨て牌で3索が当たるなんてのは、考えようによっては大きな武器とならないだろうか。

この武器について考えるために「魔神の読み(渋川難波)」の中にある問題(少し内容を変えている)を一つ出題する。(答えは章末に)

はい、よく考えて頂いたら章末の答を見てもらおう。恐らくほとんどの人が納得されるはず。

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