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激白! 渋谷ABEMAS・多井隆晴、Mリーグへの熱き思い

構成・東川亮

いよいよ、5シーズン目となるMリーグ2022-23シーズンが開幕する。

過去4年、優勝候補と目されながら4年連続3位となっていた渋谷ABEMASにとって、Mリーグ優勝は悲願。

チームの絶対的エース、多井隆晴が新シーズンへの意気込みを熱く語った。

■開幕前の心境

やっと始まる、という感じです。

僕は毎年、9月くらいが一番いろいろなことを考えるんですよね。

シーズンが始まれば体が勝手に麻雀を打つので、9月に関してはチームメートの状態の把握とか、開幕後の展開に関するイメージとかをしています。

戦い方については、すでにある程度シミュレーションできていますよ。セミファイナルやファイナルの戦い方もイメージできていますし、どんな展開になろうと大丈夫なように準備しています。

今はありがたいことにみんな忙しくしていて、練習会とかみんなで集まる機会は例年よりも少ないとは思いますけど、みんなかなり強いと思っているので、特に心配はしていません。

■リーダーではなくなってきている

今はチームの中でも、僕はそこまでリーダーというわけではなくなってきている感じがしています。

初年度の頃は対局のたびに白鳥や松本によくなかったところを指摘てしていて、彼らが嫌になるようなこともあったかもしれません。でも、シーズンを重ねるごとにそうしたところは減ってきて、もちろん何度も言ってきた失敗を繰り返したときは厳しくなることもありますが、今では月に1回もなくなってきました。

あと、彼らから「あれはなんで鳴かなかったの?」「あのリーチは珍しいよね」みたいに指摘してきてくれるようになっていて、そこからいろいろな意見を交わすこともあります。

僕はそれがうれしいですし、みんなを頼もしく思っています。

アベマズ_集合cut_2022-23

■「けしからん」僕の集中法

開幕直前になって、麻雀のモチベーションはすごく高まってきています。

Mリーグってすごく特別なんですよね。

見てくれている人の数が今までの何十倍、何百倍ですし、僕の性格なのかみんなそうかは分からないですけど、僕はそこで麻雀に対するモチベーションが上がります。

今シーズンも、例年通りプラスできるのではないかと思っています。

麻雀の調子については、正直に言ってよく分かりません。

というより、勝っても負けてもいつも通り、麻雀を打つとなれば多井隆晴の麻雀をお見せできます。そこで4連勝しようが3連敗しようが、短期の結果でメンタルが動くようなことはないんです。

試合前も特に気負うことはありませんし、お菓子を食べたりアニメやVTuberの配信を見たりして過ごしています。

それを見て「けしからん」みたいなことを言う人もいるかもしれませんけど、それが僕の集中方法ですし、実際にそれで勝ち続けてきているわけですからね。

■多井隆晴が起家で勝っている理由

僕は4年間で1000ポイント以上勝っていますけど、中でも起家スタートのときは600以上勝っているんですよね。起家はあまり好きではないんですけど(笑)。

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