黒沢咲新連載コラム！　麻雀は人生をより素敵なものにしてくれる「牌想い　笑み咲きほこれ　華ふぶき」No.1

　こんにちは。日本プロ麻雀連盟の黒沢咲です。MリーグではTEAM雷電に所属しています。趣味は美味しいものを食べること。4歳の女の子の母親でもあります。

　このコーナーでは、私の麻雀に対する向き合い方を書いていこうと思います。「私が何を考え、何を大切にして麻雀を打っているのか」ということをなるべくわかりやすく、時には哲学的に、私らしくご紹介していけたらと思います。

　みなさんは、麻雀に出会って自分の人生が変わりましたか？　

　私は、大きく変わりました。麻雀を知って、私の人生はとてもワクワクするものになりました。そして、正しくきちんと生きようという思いがより強くなりました。

　長年にわたって世間では、麻雀のイメージはひどいものだったと思います。小説や漫画や映画などで取り上げられている麻雀シーンは、だいたいタバコや徹夜がつきもので、不健康で不健全なギャンブルとして描かれていました。私の周りにも、「麻雀を覚えて学校に行かなくなってしまった」とか「人生が狂った」とか言う人がいます。今ではそう言ったイメージも変わりつつありますが、まるで「麻雀は人をダメにするもの」と言われているようでいつも悲しい気持ちになっていました。

　でも私はまったくの正反対で、麻雀のおかげで人生を前向きにきちんと生きられるようになったんです。

　麻雀は、運の要素がとても大きく関係してくるゲームです。また、性格や人間性の出るゲームでもあります。であるならば、運を育てること、人間性に磨きをかけることも強くなるために大事な要素ではないでしょうか。

　どんなふうに生きていたら大事な時に運が味方してくれるのか？　普段から、運に愛されるように、運が寄って来てくれるように、ということを意識しています。一見、見返りを期待して行動しているように見えるかもしれませんが、いつも麻雀の神様が見てると思うと、自然と背筋が伸びて笑顔が増え、ネガティブな感情や言葉を封印するようになり、それによって私の人生は確実に明るく楽しく豊かになりました。

　私にとって、麻雀は真っ白なキャンパスに描く絵画のようなものです。決して、ジグソーパズルではありません。