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いよいよ開幕! 何切る&どう戦うか?新Mリーガー徹底解剖! (文・黒木真生)
Mリーグとは
世界最大の企業参加型麻雀プロリーグ。
数多の麻雀プレイヤー達の中から、ほんの一握りのトッププロだけが出場できるリーグ戦で、8つの企業がオーナーとしてチームを運営している、各チームには4名のプロ雀士が所属。
昨年度はKADOKAWAサクラナイツが優勝。
今期は10月3日から新シーズン2022-23が開幕、ABEMAで全試合を無料で生放送する。
「入れ替え規定」により、新しいMリーガーが誕生。同一の選手構成で2年連続でファイナルに進出できなかったチームは、最低1人を獲得するか入れ替えなければならない。今回、「U-NEXT Pirates」のみがその対象となったが、何と2名を入れ替えることを決断。ドラフト1巡目で鈴木優を指名した。さらに「KADOKAWAサクラナイツ」も1人を入れ替え。1巡目で渋川難波を指名した。2巡目には仲林圭が指名され、新たに3名のMリーガーが誕生した。
新シーズンもいよいよ開幕、新規参戦となった3名の選手を紹介していこう。
渋川難波(日本プロ麻雀協会)
鈴木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)
仲林圭(日本プロ麻雀協会)
3選手に聞いてみた
Q1,何を切る?
(註)対面の親は、中をポンして打北で、すぐ8sをポンして打9s
Q2,戦術アンケート
Mリーガーとして自分が力を入れようと考えているものに数値を振り分けてください。合計13、MAXを5とします。
・速度
・打点
・手牌推理
・人読み
・放銃回避
解説者からMリーガーへ《魔神》
渋川難波 NANBA SHIBUKAWA/日本プロ麻雀協会
KADOKAWAサクラナイツ
1986年5月19日広島県生まれ。A型。第20期雀王。第15期日本オープン。第11期雀竜位。第13回野口恭一郎賞男性棋士部門。
プロデビュー前にオンライン麻雀「天鳳」で十段に到達。プロ入り後も雀竜位、野口賞などタイトルを獲得し注目を浴びる。また「近代麻雀」で「鉄鳴きの麒麟児」「キリンジゲート」などの闘牌原作を長く担当するなどマルチな才能を発揮。Mリーグでも公式解説員を務め「丁寧で分かりやすく、かつ深いところまで掘り下げてくれる」と人気を博した。2021年に自団体の最高峰タイトル「雀王」を獲得。かねてより親交があり、同団体の堀慎吾がいるKADOKAWAサクラナイツでMリーガーとしてのキャリアをスタートさせた。
Q1,渋川難波は何を切る?
4m切り
一番広いのはドラ切りですが、3s・4s・5s引きがかなり嬉しい上に、対面が2副露で既にソーズも余っているので、切るにしても勝負手で切りたいので除外します。残るマンズとピンズですが、シンプルに一番嬉しいのは4p7p引きの4p7pリーチなので、それを残す4m切りとします。2m・6p暗刻でもいいですし、2p引きも悪くはないでしょう。
Q2,Mリーガーとして自分が力を入れようと考えているものに数値を振り分けてください(合計13)
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