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魔神の父のМリーグ観戦記Ⅲ⑦ 「林香さん奮闘記」 「第19期女流桜花決定戦」2024年12月25日


1 女流桜花決定戦って

な、何?このポスト。えーっ林香さんが何かの決勝に出るの?女流桜花って何だよ。とにかく慌てる私。魚谷さんて、まさかあの魚谷さん?

ということは清水さんも仲田さんも、あのビッグネーム‼女流雀士にうとい私でも知ってるぞ。

少し実感が湧いたのは、最終順位表を見た時。有名プロが目白押しの中で、林香さんの名前が2位に燦然と輝いている。うん、これは本当なんだな。


こうしてばたばたしてると、妻が話しかけてくる。

「タイトルホルダーは誰なの?」

「魚谷さん」

妻が驚く。

「ま、また魚谷さん‼」

うーん確かに。「最速マーメイド」の異名を取る魚谷さん、渋川が何度も煮え湯を飲まされたけど。

どうしても難波一族の前に立ち塞がるんだね。
彼女はとにかく大強敵。

続いて清水さんを調べてみよう。異名は「セメントクイーン」だって。ん?これまでどんな手をあがっているのかな。

         
ホンイツトイトイダブトン中ドラ3 24000点   前巡に⑨ピン切ってる。満貫では満足しないんだね。怖い・・・。

仲田加南さんはどうだろう。「必殺!麻雀ラリアット」って、なんだなんだ‼?さて過去のあがりは・・・。

うわっとんでもないものがでてきたぞ。これ、名付けて「オーバーキルラリアット」だって。全く・・・・・

2 林香さんと麻雀

実は3年前、渋川から林香さんを連れてくると聞いたとき、偶然私の知り合いに林香さんを良く知っている人が居た。
その人が言う。「林香さんは凄くまじめで麻雀の勉強熱心だった」と。うん、この時からすでに、林香さんと麻雀には、並々ならぬ縁が感じられていたんだな。
それが渋川との出会いによって更に深まっていったわけか。

(魔神の嫁のMリーグ応援記【早川林香】)

林香さんと渋川、そして麻雀。これらは一体のものとして昇華し続けることになる。                                                             

 (彼に出会うまで麻雀に正解はないと思っていた。私は最強戦に出たいです!【文・早川林香】 ) 

            

                                                 ここまで来て私には一つの確信ができた。
渋川との生活の中で林香さんが培ってきた麻雀には、もはや猪口才な心配など、全く必要ないということが。
少なくとも相手にリスペクトはしても、「臆する」なんてことはあり得ないんだ。麻雀そのものと向かい合う麻雀なんだね。

私も初めてとなる林香さんの麻雀、ワクワクして観戦するよ。

3 第19期女流桜花決定戦、初日・二日目

第1試合東2局 ドラ7ソー

6巡目、林香さん即リーチ。

「ケンカ屋発動だ‼」

という実況解説者の声が響く。なるほどなるほど、先手必勝か。

程なく2600の出あがり。あれ、林香さん、裏ドラ見忘れたぞ。
いやいやいやいや、実はこのルール、裏ドラ一発カンドラカンウラ赤、こういったものが全くないことに、私も少しずつ気づいてきた。これも新しい経験だ。

その後林香さん、「ケンカ屋」の名に恥じない?豪打ぶりを発揮。特に3回戦のオーラスでは、清水さんのリーチに超危険な八マンをプッシュ。
北単騎であがったぞ。これ、北待ちが良いと分かっていても、中々できないもの。見事。

と、ここでハプニング。見ていたYouTubeの配信が途中終了。あれれ。するとここで魚谷さんから救いのポストが

何とありがたい。美味しい塩を送られたよ。

二日目はまたハプニングが。

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