【無料記事】選ばれなかった女たち・続報①【文・飯盛裕美子】
3月2日19時、新橋駅前はそれなりに人通りがあった。身を切るような寒さはすこし和らいでいて、パーカーにジャケットだけでも平気だった。ニュー新橋ビルの1階の椿屋珈琲で顔合わせを兼ねた打ち合わせを行った。
今回打ち合わせする参加者は夏川夏未プロと森本夕楓さん。
森本さんは完全に初めましての方だった。
物腰が柔らかく、包容力のありそうな優しい雰囲気の女性である。
今回は4月からプロデビューする森本さんがどんな人なのか、どんなことを考えているのか、そういったことを確認するのがメインだった。
先日の参加者紹介noteで触れたように、森本さんは美大生である。
デザイン感度もあり、自分で何かを作ったりすることもお好きだという。まずnoteで特集を作るにあたり、noteの規格についての説明をさせていただいた。
noteは「サムネイル」が重要である。
有名プロの名前がタイトルに入っていれば読む人も多いと思うが、我々は知名度がない。タイトルで人の目を引くより「サムネイル」で引きつけることを考える。
私は「目元のドアップ」の写真を撮影し、それをサムネイルにしてはどうかという提案をした。これは夏川プロにも共有する話だったので、他にもおよその構成や展覧会の構想なども話をした。
飯「なんで麻雀プロにはセルフプロデュースが必要だって知ってたんですか?そもそも周りにプロがいたとか、そういうのはありましたか?」
森「そうですね、今横浜の雀荘で働いているんですけれど、そこの影響は少しあります。元プロの人がいて、その人の話を聞いてそうなんだろうなと。あとは麻雀の勉強がしてみたくて連盟の【女流勉強会】に参加して。そこで自分が放送に出られるというのが楽しくて、プロを目指そうかなと思いました」
森本さんが参加されていた女流勉強会の放送は、アーカイブが残っていたので見てみた。
読者の皆さんも良かったら見てみていただきたい。
アルバイト先の雀荘ではとても楽しく働かれているようで、お店で書いたイラストなども見せていただいた。
プロになるにあたって、森本さんが最初に向き合ったのは「プロネームをどうするか」という問題だったそうだ。
森「最初は読みやすくて覚えやすい可愛いプロネームにしようかなって思ってたんです。可愛い名前に憧れもあったし。でも働いてる雀荘の人たちから[そんなんじゃだめだ!]って言われちゃって。[グリズリー森本]とかにしなよって言われました」
飯「グリズリー森本!?!?」
柔らかいキャラクターの森本さんのイメージとはかけ離れたインパクト抜群のプロネームである。
森「イメージと違うなって思ったので、本名にしたんですけど。めちゃくちゃ面白いっていうほど面白い感じでもないし、あえていうならお客さんと仲良くなるのが得意なので、″親しみやすさ″はあるのかもしれないです」
読者の皆様には一つの仮説を提唱したい。
この柔らかい雰囲気をまとった森本さんが常にこんな感じであったとしたら「グリズリー森本」とは絶対に言われないのである。つまり、森本さんは隠している。「まあまあ面白い森本」を必ず隠しているのだ。
それはまた今後掘り下げていけたらと思う。
それから普段作っている作品も見せていただいた。
めちゃくちゃ【今風】の作品でテンションがあがる!
飯「もし森本さんが良ければですけれど、作品をバックに写真撮るのもいいかもしれないです。実は美術系学校卒の麻雀プロって意外といるんですけど、あんまり知られてない」
夏「それを武器にしてる人ってあんまりいないですよねえ。絵を描けるってだけですごい!ってなる界隈ではあると思うし、ましてやアナログで作品作ってるとなると、それだけで注目される部分あると思います」
夏「展覧会の時も、スペースあったら一緒に作品展示しても良いと思うし」
飯「めっちゃよい×5」
そんなこんなで色々とお話をさせていただき、森本さんにはご自身がどうなりたいか、どう見せたいかについて考えていただくようにお願いをした。周りの人にも、森本さんの良いところがどこか聞いてみてほしいとお伝えした。
私が作った資料もお送りして、飯盛、夏川、森本の3人のグループLINE「アイデアノート」も作った。
我々がどんどん喋ってしまい、森本さん自身はふんふんと聴いてくださって、もうちょっと喋って貰えるように立ち回ればよかった。
今後アイデアノートでたくさん引き出していきたい。
そのまま夏川さんとの話へ移る。
(次回へ)
文・飯盛裕美子
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