井出洋介語る26「2025年2月15日で引退します」
スターは入れ替わらないといけない
僕は2025年2月15日をもって引退する予定だ。
麻雀プロをやめるのではない。「麻将連合」の所属選手という立場をやめる。
2月15日は僕の誕生日で、僕はこの日に69歳になる。つまり数え年で70歳、「古希」だ。これを一つの区切りとしたい。
引退した後も、僕は麻雀の専門家、つまりプロだと思っている。
麻将連合のリーグ戦は65歳のときに出るのをやめた。そうしないと選手が入れ替わらないと思ったからだ。自分としては61歳のときに団体の最高タイトル「将王」になったので、打ち手として思い残すことはない。
年を取って、徐々にモチベーションが下がってきたのは事実だ。自分が思っていたパフォーマンスができていないことも感じる。
脳トレなどもやっているが、そこでも衰えを感じている。
実年齢が68歳のところで30歳前後の評価なのだから、満足すべきなのかもしれないが、それでも色々な部分で自分の中での衰えは否定できない。
「生涯現役」という言葉があるが、僕はそれにはこだわらない。
自分で言うのもおこがましいが、スターは僕みたいな爺じゃないほうがいい。イケメンやキレイな子で、麻雀の強い人がスターになればいいと思う。あくまでも、麻雀は強くなければならないが。
ありえないミスを年に3回もした
実際、打っていてミスをすることが増えた。自分としてはありえないようなミスだ。
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