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まつかよノート第12回 形式テンパイでやっちゃいけないことって??【文・松本圭世】

新シーズンスタート‼

 さあいよいよ10月3日からMリーグ新シーズンが始まる。
まつかよも無事リポーターとしての契約更新! 今シーズンもみなさんよろしくお願いします。

 さて、第10回のまつかよノートで新Mリーガー仲林圭さんの解説について触れたところなかなかの反響があったようだ。私くらいの雀力の人間には解説は本当にありがたい存在でとても勉強になる話がたくさんある。
 元KONAMI麻雀格闘俱楽部の藤崎智さんが解説をしていた時にも目から鱗だった解説があった。なんなら普段の私は藤崎さんの話とはまったく真逆の選択をしていてとっても恥ずかしくなってしまった。ただ、そんなに深堀りするようなことではないかもしれのでちょっとしたテクニックとして今回はメモくらいの気持ちで読んでほしい。

Mリーグ2021-22シーズン 4月21日(木)第一試合
その時のまつかよノートの実際のメモはこちら。

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 おそらくどんな熱狂的Mリーグファンであろうとこれだけで「あの局か!」となる人はいないだろう。というかこの局をコラムで書く人間はひょっとしたら世界にたった一人、私だけかもしれない。笑
 では詳しくその時のことを振り返ってみよう。

松本選手が終盤で入れた形式テンパイ

 ファイナルシリーズ3日目、第一試合の東一局は『みなさんあまりドキドキする配牌ではないですね…』という藤崎さんの解説から始まった。
実際目立って手の良い選手はおらず、14巡目になっても西家のセガサミーフェニックス魚谷選手が七対子の1シャンテン、そして渋谷ABEMAS松本吉弘選手(以後松本)がカンチャン2つの1シャンテンという状況だった。
そして残りのツモが2回になったところで動いたのが松本だった。

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「チー!」

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 そう。こちらはまごうことなき形式テンパイ。
 2m単騎のテンパイ形だが、役はないのでアガることはできない。
 もちろんアガりなんてみていないし巡目が深くなったのだから当然とるべき形式テンパイだ。まつかよレベルでもさすがにそれは分かる。
 このなんの変哲もないただの形式テンパイで一体何が語れるんだとみなさん不思議に思っているでしょう。

 まつかよが衝撃を受けたのはこのあとの藤崎さんの解説だ。
次巡、松本は2mをツモってしまうがあがることはできないので何を切るのか選ばなくてはいけない状況。

スクリーンショット (23)

 さてこの状況になった時、みなさんだったら一体何を切るだろうか?
何を切ってもテンパイ。ただ、もう一巡海底のツモ番が回ってくる予定だ。

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