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気持ちの出来方、作り方【佐々木寿人】

この記事は近代麻雀3月号に掲載されます

今日は1月15日。
鳳凰位決定戦初日を終え、ちょうど1週間が経過したところだ。
私にとって、決定戦はこれが5度目。
絶好のスタートを切ることに成功した期もあれば、前途多難を意識する期もあった。
寧ろここ二年は後者で、特に昨年は初日で私の優勝はないとすら言われるような出だしも経験した。
そして迎えた今期、1日目を終えての率直な感想は、とにかく白鳥翔さんが出来過ぎていたということである。
いきなり初戦から三連勝と、打っていて打点、スピード共に三者を寄せ付けない強さがそこにはあった。
ただ、決定戦は四日制である。
過去の経験からも、このまますんなり行くことの方が難しいし、そうさせないことが追う者の責務でもある。
決勝戦の舞台は、追いかける側の方が圧倒的に闘志が増す。
今期が正にそうで、初日の4回戦を打ち終えた時、早く続きがやりたくて仕方がなかった。
逆にリードを奪った時は、まるでそういう感情にならないのが不思議である。

初日終了後、日吉辰哉さん、和久津晶さん、白鳥さんの4人で軽く打ち上げをやったのだが、幸先いいスタートを切った白鳥さんもこんなことを言っていた。

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