浅見真紀と橘家の戦い：6戦目「土日に対局の予定は入れていいから仕事は入れるな」【文・橘哲也】

著者プロフィール
橘哲也…日本プロ麻雀協会のA1リーガーにして、浅見真紀プロの夫であり一児の父。その髪型から愛称はブロッコリーだが、ブロッコリーは食べられない。ツイッターはこちら

妻の機嫌がすこぶる良い。

朝のおはようのトーンがいつもと違う。
洗濯物を畳まずに放置していても、テーブルの上に使用済みのティッシュが置いたままでも、息子がご飯の前にチョコを3つ食べても怒らない。

昨日までのわたし
「デイリーダブル？なあにそれ美味しいの？」

今のわたし
「デイリーダブル最高！！うれしい！！たろちゃんトップ最高！！」

応援ありがとうございました📣✨
ドリブンズ、地上復帰。 pic.twitter.com/WsnLHZ8dnB

— 浅見真紀 (@makimakinncho) November 21, 2023

間違いなくこれのおかげである。
個人2勝目で自身もチームもトータルプラスへ。
たろうさんも今季初トップで最高の1日となった日からだ。

個人6戦目となった本日の対局者はこちら。

Mリーグ開幕前に対談もした日向選手とついにMリーグ初同卓だ。
この対談の中での妻の会話の一つがこれだ。

簡単にいえば「土日に対局の予定は入れていいから仕事は入れるな」である。
麻雀プロの方はぜひこのような伴侶を見つけることをおすすめしたい。

今日の妻の雰囲気がいつもと違うことに気づいた。

放送でも触れていたが、この日はKONAMI麻雀格闘俱楽部の伊達選手の髪形をイメージしてセットしてもらっていた。

その効果もあり、いつもはコメント欄に「吉田沙保里さんにしか見えない」と書かれることも多いのだが、この日は伊達選手にかけたコメントも多かった。

ちなみにあまりにも吉田沙保里さんに似ているといわれるため、妻が今一番会いたい人は吉田沙保里さんとなってしまった。
もしドリブンズが優勝するようなことがあれば、ぜひ博報堂の力で対談をセッティングしていただきたいと思う。

この髪型の効果はスコアにも表れ、序盤から大きなリードを作ることに成功する。

■東1局

ジュンチャン三色が色濃く見えるこの手牌からアンコになった1mをツモ切り。
テンパイチャンスは大きく違うが、1mをアンコで使うことになった場合必ず1300のテンパイになってしまう。
それならば安牌を1枚抱えたまま最高形を目指すことを選択。

そのおかげで日向選手の親リーチに対し、1sの1牌勝負でリーチをかけることに成功。
見事高目でアガり切り12000の大きな加点となった。

■東2局