ここまで胸の鼓動が高まったのはいつぶりだろう───最強戦2024「最強の遺伝子」自戦記24/06/2 阿久津翔太
皆さんこんにちは!
先日行われた麻雀最強戦2024 「最強の遺伝子」はご覧いただけたでしょうか?
今回はついに自分の出番ということで、自分の打った対局についての自戦記を書いていきたいと思います!
まだ観ていない方はぜひABEMAプレミアムに登録して見返したりキンマwebの観戦記を読んだりしていただけたらと思います!
【初めての最強戦スタジオ】
当日の朝。いつも通りと思いきや色々とプチトラブル。
年に2、3回しかニキビできないのに、この大事な日になぜかニキビ......
タイミング悪すぎだろ......と思ったらいつの間にか朝ごはんに食べたバターチキンカレーが左手の袖にはねていたことに気付く......
いや、なんで朝にカレーなんて危険なものを食べたんだ。笑
そんなこんなありつつ初めての最強戦スタジオへ。
予選A卓の山崎プロと控室同じ部屋で、お互い初対面ということでどことなくそわそわしていました。笑
予選A卓の対局を見たり、控室で1人で目を閉じて音楽を聴いてリラックスしたりして、いよいよ自分の出番である予選B卓へ!
【幸運に恵まれた予選】
入場した後から始まるまでは結構時間が合って、それぞれ緊張していたりしていなかったりしながら、僕は特に緊張はしていなくてあとは戦うだけという感じでした。
対戦相手は岡本壮平プロ、後藤咲プロ、渡辺史哉プロ。
始まる前の勝利予想で想像以上にたくさん投票していただけて嬉しさと驚きでいっぱいでした。
東家スタートということで大事な東1局親番ですが配牌は微妙。まぁこんなものかと思いながら普段通り組んでいきます。
ある程度手が進んだと思ったら2軒リーチを受けて、東は1枚切れ、4sと7sはいずれも片方に現物でもう片方に筋という安全度高めのくっつき候補という感じ。
五六④④23447東西西西 ツモ四 ドラ①
5sが2枚見えということで4sのくっつきが弱い分、先により安全な4sを切ろうかなぁと思いましたが、
対面の渡辺プロは3p2pと落とす前に1枚切れの北を切っていて、自分が1枚目の東を打ったのはリーチが入る直前、それが鳴かれていない。
そのため七対子もシャンポンに当たることも無さそうで、後藤プロに対しても同じくシャンポンの可能性が低く、手出しの順番を見ても七対子っぽくはない。
当たるとしたら渡辺プロが雀頭の無いイーシャンテンから一旦2p単騎テンパイになって東を引いて東に単騎になったパターンや、東気合いスルーしていた等じゃないと当たらないので当たる可能性低い以上は5s引きも逃さないように東を切ることに。
当たった上に三色も付いていて5200の放銃に。
4s切りもあっただけにうーんって感じだけど、まぁしゃーない部類ってこととまだ上位2人抜けで5200打っただけなのでこっから頑張るかぁ~って気持ちでした。
東3局、上家の岡本プロがいきなり1sポンしてきました。
こういう手でドラの北や役牌を絞るかどうかは人によって分かれますが、僕は点数が少ないこともあり、ドラが重なった時に手牌効率をロスしているのが痛すぎるという判断で、役牌を被せていくことにしました。
岡本プロが8sもポンしていて4s3sと手出ししていて、トイトイっぽいけど役牌も持っていることが濃厚、だが残っている役牌は白だけ、という状況下で後藤プロが白をぶつけてきました。
さすがに後藤プロもテンパイということで両者に危険な牌は切れないのですが、このままオリるのも嫌だなぁということで念のため6pチーして流局テンパイの可能性を一応追っておきます。
ソウズが567全部切りやすいので粘りの選択をしましたが、7pも両者に通りそうなのでそれを消費してしまうのが微妙なのと、流局率自体が低すぎて素直にベタオリすべきでした。
僕は本当にベタオリの時間が嫌いすぎてすぐに何かしらしたくなってしまうのです。笑
僕のチーのせいで5mを送り込まれた岡本プロが後藤プロに8000の放銃。
さらに東4局で後藤プロが2000・4000のツモアガリを決めて、後藤プロが勝ち上がり濃厚で他3人の戦いだな~と考えていました。
大事な親番となる南1局。
現状のライバルである対面の渡辺プロとの点差は11400点差。
できればメンゼンで満貫クラスの手にしたいけど、2900もまぁまぁ嬉しいし、万が一渡辺プロにアガられるとかなりきつくなってしまうので、白は鳴こうと決めました。
白鳴く前提で考えるなら鳴いた後に5800以上になるルートが少しでもあると嬉しいので中を残して2m切り。
8pを引いてここで中切り。
イーシャンテンになって、この瞬間白が出たら気合いスルーしようと思っていました。
ただ、巡目的に、1、2巡がスルーできる限界という感覚です。
あまりにも嬉しすぎる白引きでリーチ!!!
めちゃくちゃあがれそうだなぁって思っていたので1回ツモらせてほしい!
一発ツモうおおおおおおおおおおお。
裏乗れ! って思ったけどまぁ十分な4000allのアガリ。
4000allアガった次の局ですが手牌はそこそこ。
ここらへんがこの半荘で一番集中していたというか、めちゃくちゃ集中している時目に力が入るのですが完全にそれでした。
二四六八④⑤⑤⑦⑨2335 ツモ⑥ ドラ西
6pを引き入れて打9p。
3m、7mは鳴こうと思っていました。
こういう接戦の時に相手のアガリを潰すことも、1500は1800の加点をすることも非常に大きい。
一番いやな渡辺プロからリーチが入ってイーシャンテン。
中筋の4mを切るのは確定でチーするかどうか。
4sが2枚見えということで36p薄いとはいえ4sチーからだけ鳴くかぁって感じです。
かなり薄かった3pを引いてリーチ!!!
14sもあまりなさそうで放銃は致命的な局面で堅くヤミテンという選択肢もありましたが、臆したら負けだあああと思ってリーチ。
まさかの高め一発ツモきたああああああああああああああああ。
6000は6100allでかなり大きなリードになりました。
攻め500・守り500・運5000だなって思いました。
なんと次局も爆運配牌。
いつ不運な放銃するか分かりませんし点数はあればあるだけいいのでこの手もアガリを目指します。
渡辺プロからリーチが入って、こういう時ちゃんとオリたほうがいいんだよなぁ~と思いながら6pプッシュ。
こういうの良くないと思いつつも手が止まりませんでした。
渡辺さんが岡本さんから1300は1900のアガリに。
紆余曲折あり、渡辺プロが後藤プロを逆転して南4局。
渡辺プロが3副露して最終手出し4sで、はいこれで終わりねと思いながら2s切ったら空振り。
5mの手出しでくっつきのイーシャンテンだったことが判明し、8pより下のピンズ待ちが濃厚ですが、後藤プロに万が一ヤミテン放銃したらシャレにならないのと、オリる牌も足りそうだったので念のためヤミテンケアでオリを選択しました。
でも流局して自分と渡辺プロの順位が入れ替わって親連荘となると話が変わるので、ここで1p、2p切って打ちにいったほうが良かったです。
途中でも後藤プロに対して万が一のドラ暗刻という薄い可能性をケアして打ちにいかなかった局面がありましたが、ここらへんのリスク管理が微妙だったなぁと思いました。
結果は渡辺プロがアガり、自分と渡辺プロが決勝卓へと進出しました。
決勝卓の相手は牧野伸彦プロ、山崎淑弥プロ、渡辺史哉プロ。
経験もあって強いメンバーが揃い、牧野プロと山崎プロは色々な引き出しを持っていそうなので、あまりごちゃごちゃ考えずにリスクを負ってシンプルに攻めていこうと思っていました。
【アガリに飢え、攻め続ける獅子】
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