私がケネス徳田と結婚を決めた大きな理由の一つに、「モテない」というものがある【文・ヨメス】

私がケネス徳田と結婚を決めた大きな理由の一つに、「モテない」というものがある。

そう、ケネスはモテない。

今回は、彼がどれくらいモテないかという話をしようと思う。

まず、ケネスは大学入学して、はじめて彼女ができた。

「豆腐みたいな顔した女の子だった…」

とケネスは懐かしげに語っていた。

褒めているのかなんなのか、よくわからない表現である。

ただ、私と出会った時の第一印象である、「金八先生のモノマネした時の三又又三」よりはよほどマシな感想だろう。

ちなみに結婚して間もなく、ケネスの実家から新居に大量に送られてきた彼の私物の中に、この彼女とのツーショット写真が入っていたので、図らずも見ることができた。

新婚で、あまり、夫と元カノのツーショットを見て楽しい気持ちにはならないものだが、まあやっぱりマジマジと見てしまった。

１８歳のケネスは初々しく、元カノもとても可愛らしい方だった。

しかし、付き合って5年目、ケネスの恋は破局を迎える。

原因がよくわからないまま、ケネスは振られてしまった。

「彼女のこと、豆腐みたい、とか言ってるから振られたんじゃないの？」

と私が言っても、ケネスは悲しげに笑うだけだった。

その後、まもなく2人目の彼女ができるが、3〜4ヶ月で破局。