まつかよノート第13回 新Mリーガー鈴木優、自分で切った南をすぐにポン!! その理由は??【文・松本圭世】
今年もMリーグが開幕!
インタビュアーとしても5シーズン目を迎えるが、実は毎年開幕戦のインタビューは口から心臓が出そうなくらい緊張している。
どんなテンションでしゃべり出そうか、話を聞く局のピックアップは間違っていないか、やはり半年近く時間が空くと心配になるものである。
しかし、今シーズンはそんなまつかよより確実に緊張していた人たちがいる。
そう、新加入となった3選手だ。
注目された新加入選手たちの初トップレース。それを見事制したのはU-NEXTPirates鈴木優選手(以後優)となった。
その試合の面白かった局の振り返り、そして時間の都合で放送では聞けなかった局をご紹介しよう。
自分で切った南をすぐにポン!?
Mリーグ2022-23シーズン 10月20日(木)第二試合
まずは東3局2本場での出来事。、優はトップ目48900点持ちの親番。
3着目の赤坂ドリブンズ鈴木たろう選手からリーチを受けての立ち回りが本当に面白かった。
優の最終手番での手牌がこちら。
ツモって来た1pは自身で2巡前にも通している安全牌。7pもたろうの現物だ。
残りの山は3枚。ツモ番が回ってくることはないからオリるのはとても簡単。南や発は場に一枚も切れていないので万が一もありうるため、普通に1pを切れば良い手だ。
しかし、優の打牌選択は“南”。わざわざ生牌を場に切っていったのだ。
そして下家のKONAMI麻雀格闘俱楽部高宮まり選手(以後高宮)が手に持っていた南を合わせると、なんと優は直前に切った南を改めてポン!
するとどうだろう。ハイテイに来るはずだったたろうのツモ番がなくなってしまったのだ。
その理由を優選手に聞いてみた!
まつかよ「南単騎であたる可能性はゼロではないのにどうしてあの選択ができたんですか?」
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?