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マイナス1200からの復活へチーム雷電・高柳監督のMリーグ奮闘記9

構成・黒木真生

昨年の悪夢

金本:本当にすみません! 先月の小見出しの「あかん雷電優勝してまう」っていうの、あれ阪神ファンの間で縁起悪くて有名なフレーズだったらしくて。あれ言い出すとズルズル負けてしまうらしいんですよ。

高柳:そうなの?変なこと言わないで下さいよー。でも調子に乗ってたわけでも油断してたわけでもないですけどね。

金本:でも、急に雷電の調子が悪くなったので。(2/15現在)

高柳:まあこういう時期もある、また良い流れが来ると信じてます。と言いつつですが、正直、私も選手も気にしていないと言ったらウソになります。決して誰も口には出しませんが、昨年のトラウマもあって、このままズルズルいくんじゃないかとか、そういう恐怖や不安は心のどこかにあります。

金本:逆に昨年を経験したら、もう怖いものはないって思わないんですか。

高柳:高いところから落ちた経験のある人は高いところが苦手になりますよね。そんな感じかな。でも、そんな雰囲気を出したところで良いことは一つもないし、恐怖や不安と戦いながらも、選手が前向きに頑張ろうという気持ちになるような環境を作り続けていかないといけないですね。

金本:2月15日現在、雷電は▲110・9ポイントの5位。13日の火曜日、萩原聖人さんラス、黒沢咲さん3着の試合後は、なーんか控室も暗かったように思えましたが。

高柳:あれは自分もそういう雰囲気にしてしまったので反省です。

金本:選手たちの麻雀に対して、何かアドバイスしたんですか?

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