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燃える監督 ―赤坂ドリブンズ再生の軌跡Vol.2 越山剛

初年度優勝を果たすも、その後は不振が続く赤坂ドリブンズ。 今季、新メンバーを迎え新体制で優勝を目指すチームを、渦中の越山監督が語る――。

いいプレーヤーが入って幸せ

―前号からこの連載がスタートしましたが、チームのみなさんの反応はいかがでしたか。
 
 読んだみんなが口をそろえて「燃えてないよ監督」って言っていましたけど、燃やすのはキンマさんの仕事だから「僕じゃなくてキンマが悪いんじゃない?」とだけは言っておきました(笑)。
 
―(笑)。開幕から1ヵ月が経ちましたが、ここまでの成績についてはどのように感じていますか。(※開幕16戦終了時、プラス25.0ptの4位)
 
 ここ3年、4年の成績を見ていた人たちからすると「上出来だろう」と思われるかもしれないですけど、内容を見ていても、もっと勝っていてもいいような気がしています。(園田)賢ちゃんがあれだけ勝っていて、(渡辺)太も浅見(真紀)も高く想像していたそれ以上にいい選手だなと感じているので。

 せっかく「燃える監督」っていうタイトルなのであえて燃えそうなことを言うと(笑)、他のチームの試合とかを見ていて「やっぱりウチのほうが強いんじゃない?」と思いますし、なんでこれしか勝っていないんだろうと、その意味ではストレスはたまっています。
 
 ただ、麻雀というゲームの特性上、技量がポイントに直結するとは限らないのは分かっていますけど、太の技量は見ていて楽しいと感じるんですよね。自分のチームの選手じゃなかったとしても。

 麻雀は強さにいろいろなタイプがある中でのイデオロギーの戦いだと思っていて、他のチームだと多井(隆晴)さんや(佐々木)寿人さん、堀(慎吾)さんや仲林(圭)さんなどいろいろなタイプの強い人がたくさんがいますけど、太はそのたどり着き方がまたちょっと違う分類だと思いますし、監督という立場ではありますけど一人の麻雀ファンとして心をつかまれている、というのはありますね。手前味噌にはなりますが、また一人いいプレーヤーがMリーグに入って幸せだなって思います。
 

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