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石橋伸洋、再起への道【9】「自分が戻れば、Mリーグの大きな見どころになる」 BEAST Japanext選考会への挑戦


5月31日、BSJapanextの特別番組にて、翌シーズンよりMリーグに加わる新チーム「BEAST Japanext」の名前とチームのロゴ、そしてドラフト指名枠の1名を決める選考会に出場するプロ8名が発表された。有力選手の名前が読み上げられる中、最後の1名として名前を呼ばれたのが、元U-NEXT Pirates、石橋伸洋だった。

過去、EX風林火山を退団した滝沢和典が同年のドラフトでKONAMI麻雀格闘倶楽部の指名を受けてチームに加わったことはあったが、Mリーグの選手契約を満了となった者がブランクを経て他チームに加入したケースはない。石橋はこのチャンスをものにし、Mリーグの舞台へ返り咲くことはができるのか。選考会を控えた、今の心境に迫った。
【構成・東川亮】

■応援してくれた人の後押しが選考につながったと思う

5月27日夜、石橋は「BSJapanextドラフト会議指名オーディション」へ応募したことを自身のTwitterで公表した。これに対するファンの反響は大きく、RTは引用を含めて4000件を越え、「いいね」に至っては1万2000件以上。
この数字は応募を公表した麻雀プロの中でも、文字通り桁違いに突出していた。

石橋 申し込みをしたタイミングで参加表明のツイートをしたところ、本当にたくさんの方からの反響がありました。ある程度の反響はあるとは思っていましたけど、この数字は本当に想像以上でした。

この結果に関しては、やはりMリーグにいたことがそれだけ大きかった、ということだと思います。自分はMリーグですごくマイナスしているので、その印象だけだと獲りづらいとは思うんですよね。
でも、そうした方々の後押し、応援してもらえていることがBSJapanextさんに伝わったことが、今回の選考につながったのではないかと思います。後押ししてくれた皆さんには本当に感謝しています。

石橋は、U-NEXT Piratesとの契約が満了した直後から、自身のnoteなどでMリーグに戻りたいという意志を発していた。今回は、極めて具体的なチャンスが巡ってきたことになる。

石橋 フラットに見ると8分の1ですけど、それでもすごく早い段階でチャンスをもらえたと思っています。実績を積んで指名されて戻る形をイメージしていましたが、オーディションという形でチャンスをもらえたのは非常に大きいです。

個人的には、Mリーグで優勝したことに誇りを持っています。そして、自分のそうした実績も、今回は評価していただけたのだと思います。選ばれなかったならその事実を受け止めて頑張るだけだと思っていましたが、選ばれた以上は、このチャンスをものにするのみです。

■今回のシステムは自分にすごく合っている

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