【委員長の怒り】今年1年の最強戦を振り返る
文・金本晃
今年の予選が終わった。
あとは、ファイナル恒例、応援動画を集めるのみ。さてどんな動画が来るのか、今のところ僕のところには一本も来てない。荒さんがとある巨乳女流プロにお願いしたというところまでは聞いているがそれが実現するのかも分からない。
では行ってみよう。委員長の怒り、今年一年の最強戦を一気にで振り返る。
おごれる堀、ヤミテンに放銃
さっそく最初の井出洋介プロが優勝した因縁の決闘に。これは去年の因縁(堀慎吾vs本田朋広・オーラストイトイ三暗刻)(井出洋介vs新津潔・グリグリ四暗刻)などをもとにした組み合わせだったが、一言で言うと「おごれる堀、ヤミテンに放銃」だ。
堀は最近のMリーグデ58ソウを止めて2連勝、調子に乗っているようだが、このときは溺れたね。自分の才能、読みの能力に完全に溺れた。自分だったらこうするだろう、という目で相手を、井出洋介大先生を見ていたからヤミテンに放銃したのだ。
具体的に言うと、
井出が8000メンホンチートイツ西待ち、出アガリなら22300点から8000アガっても30300点にしかならず、まだまだ堀との差は大きい、ならリーチが正解でしょと。おそらく堀と井出が立場が逆ならリーチしてハネツモを狙いに行くだろう。
だから、井出ははってないと思った、おごった堀が西に放銃したのだ。
その後堀は家で子供に愚痴ったという。あのおやじ、あの点数状況でダマとか下手すぎてありえんと。子供はまだ5歳くらいだがだまってうなずいたという。
佐月、委員長に切れるも空振り
2戦目女流チャンピオン決戦
この戦いは始まる前から異様な様相を呈した。何しろ僕が大会始まる前から切れていたのだ。
きっかけは女流プロおもしろい麻雀を打てや、と書いた記事、それに対し佐月麻理子が、うっせー禿げ、面白いとか気にしとる暇ないんじゃ、こっちは数少ないチャンスをものにするために勝ちに徹するだけじゃ、とツイッターで応戦してきたのだ。
僕はMリーグを漫画喫茶で見ながらこのツイートを見て顔が真っ赤になった。こんのやろーー!
その結果…
佐月、初戦敗退!
委員長歓喜
なんてことは50%くらいしかなくて、残りの50%はあの白(ドラ)を押してほしかった。押したら勝ってたね(笑)
伊藤奏子のリーチを受けて長考する佐月麻理子。
ドラの白を一発で切れば58ピンテンパイ。
オリた直後のリーチ者伊藤のツモが
8p!
これだから麻雀はやめられない。
もし白を切ってリーチって言ってたら、勝ち上がりは魚谷と佐月。川原の決勝での大逆転優勝はなかっただろう。
川原さん夫婦喧嘩ほどほどにね~
トルネードを生んだのは長村の甘いリーチ判断
3戦目は、2戦目に続きオーラス大逆転優勝の瀬戸熊だった。がこれを生んだのはバビィの代走、長村大の甘すぎるリーチ判断だった。
リーチして、
一発目、珍しく牌をこぼした4sが当たり牌。これ1sと入れ替えたら47sはもうなかった。長村優勝だったね。
ダマ5800ってそんなに罪?
井出洋介に学べ!
解説の松本吉弘「いやいい判断だったと思います。6千オール引きたいですからね」
解説も甘ーい。
がこれよりも、
こっちをリーチしていたら?
あんま攻めると近代麻雀の原稿が来なくなるんでこれくらいにしといて次!
最強位、卓壊れるで
著名人最強決戦。これはもう大介の強打がすごかった。卓割れたもん。いつか森山茂和vs鈴木大介は卓の予備3個必要。
予選のオーラスマンガンツモ条件。親はオリて終わりなので一局勝負。
鈴木大介の手牌、これはほぼ負けよ。出アガリマンガン厳しいってのもそうだし。
このイーシャンテン、ドラが3ピン、マンガンツモ条件。カン3ピン待ちになれば、迷いはなくなるが、7ピンにくっついたときのリーチ判断、ツモって裏ならOK?3ピン先に引いてもマンガン条件難しいよ。
こんな時、麻雀漫画の名言がある。
大事なのは何を切るかじゃない、何をツモるかよ!
強者は、迷わないやつツモるのよ。
カン3ピン、山に2枚ある。
もう見てる人全員、ツモるんだろうな~と思って見ていた。
当然のごとくすぐツモる。
広瀬はリーチかけられた瞬間覚悟した。ツモられたらこんな表情なるよ。
委員長また炎上
タイトルホルダーにダメ出しして炎上した委員長。
これは、もうこの一撃でしょう。
いや天下のタイトルホルダーですよ。發王位ですよ。マスターズ2連覇してますよ。Mリーガーですよ。藤田晋に指名された白鳥翔ですよ。
委員長何やっとんだという話ですよ。
パープーか!
3月に中野をさまよったとき以来の猛反省しました。
素直に醍醐プロおめでとうでええじゃないか。見事なハネマン手作りでしたと!
なんでそれが言えんのだ。
それは…
醍醐がのちに炎上することを予感していたからそこまで取っておいたのだ。
今年は世界のダイゴも麻雀界の醍醐も炎上した年でした。プロは人気商売!醍醐プロ、ハネマンよりも炎上おめでとう!
金が欲しい荒
続いての歴代王者決戦は荒プロの小手返しと理牌に、これ大丈夫かと心配になりながら、それでも荒プロが優勝しちまったって感じ。
荒プロはね、この前に急に病気が発症して入院していたのだ。だから金が必要だった。だから
こんないい手でも、見せる麻雀とか言ってられない。普通三色やピンフ確定するでしょ。映像対局だよ~。いやそうじゃなくても教科書にもこれはいったん5ピンか4ピン切って、ヤミテンにして、三色確定させてピンフや純チャンつけるでしょ。
それを…
そ、荒は、そういう男なんです。
そして、
リーチ後にへんな理牌にして、三色だけはつけるぞという意思を見せつつ
やっぱりツモるのは安目で
ツモった後に理牌を直して無駄な時間を楽しむ、そんな男なのだ。
あ、この男、十段もとってます。賞金入ったしもう金いらんのじゃない?元気なったし。
ここまでこのnote書いてて思ったのはアベマプレミアムで最強戦を全部見れるアベマビデオめっちゃ便利。
ここから見たい動画すぐ見れるもん。
デジタルは見るな
次の女流プロMの城壁。別にエロいMではない。
高宮さんがSなのかMなのか興味があるわけではない。
これは仲田が光ったね。伝説のシャンポンリーチ。
そう、デジタルは見るな。
三四四五五から三を切ったらダメよ。
優勝した宮内プロは特に名手はない。そう、宮内プロが勝つときは特に奇手はないんです。だから記事にするのが難しい。話しててもすごく感じいい、高級なキャバクラ行ったような感じでスムーズに話し下手な僕でも受け入れてくれる。騙されるね、これ。女流プロのなかで、男のプロに一番告白されたことがあるのが宮内プロだというのも納得ですよ。カツだ!
仲林は早めに叩いておかないと大変なことになるよ
次の超技能。これはねー。難しかったなあという感想。こういうタイトルでこういう技巧派のメンバーってやっぱり視聴率取りにくいのよね。
おまけに優勝が仲林でしょ。
仲林は上手い、はっきり言うとMリーグに入っても5位位内に入るくらいうまい。手先もなめらかで、女にもてる。
だから、多井と瀬戸熊は仲林だけには勝たせちゃダメ。Mリーガーになったら全女子を持っていくから。堀どころじゃないから。
そして三浦よ!
三浦はねアガリ優勝の場面で4枚目の5ピン。
この5ピンを切ってたら人生変わってたね。
↓その後の仲林のツモ。アガる気のないチートイツ
麻雀プロとはシビアなのだ。
仲林は来年も最強戦は出れます。二回ファイナル行ってしかも打牌もスムーズで明るい、来年はめちゃくちゃ人気が出るはず。
だから…だから…雀王(12月8日最終日)は渋川にゆずってね。
「魔神ラーニング」出たばっかだから。
千点マン徳井
次の著名人最強決戦はコロナに泣かされた。
加藤哲郎さんとトータルテンボス大村朋宏さんが二人も直前にコロナになったのだ。そして代わりに急遽出ていただいた、徳井健太さんが優勝。この打ち筋、まるでコバゴーかと思うくらいよく鳴いた
八万ポンして一万切り、クイタンのみ愚形とリャンメンのイーシャンテン。
こっちも7sをチーしてドラ一万切り。愚形愚形のイーシャンテン。
ファイナルで当たる多井最強位は全部無視するのだろうが、それでもしてきそう。ニヤニヤしながら多井を見ながら。多井は目を合わせたらやばいぞ。
そしてもう一人急遽出ていただいた松本圭世さんにはその場でコラムをお願いし、近代麻雀で連載してもらっている。
ありがたやありがたや。Mリーグにすり寄っていく~~
(疲れたので後半はまたいつか)
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