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まつかよノート第11回 白鳥翔編2【文・松本圭世】

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ピンポイントで対局相手の待ちを当ててくること

 Mリーグのインタビュー中にあっと驚かされることの一つはやはりこれだと思う。
 まつかよが全選手の手牌を完全に覚えているわけではないがゆえにピンポイント当てに反応できない時もあり選手のみなさんには大変申し訳ないなと思うことも。
(まつかよの雀力も多少上がってきているだろうから新シーズンではそこまで出来るインタビュアーになりたいが…伸びしろですね!)

 Mリーグ2021-22シーズン4月19日(火)第一試合後のインタビューがまさにそれだった。
「なんでピンポイントで待ちが分かったんですか?!」
そう返せなかった悔しさは来シーズンに持ち越さないためにここで晴らしておこうと思う。

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 その日トップをとったのは渋谷ABEMAS白鳥翔選手(以後白鳥)。
 この試合の要にもなった東2局1本場、【中】をポンして【中】・ドラ・赤のカン【3s】待ちのテンパイを入れていた白鳥がセガサミーフェニックス茅森選手のリーチに対して無筋の【6p】を押した場面についてのインタビューだ。

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まつかよ「リーチに対して【6p】押し切り、お見事でしたね。」
白鳥『茅森さんには待ちの候補がたくさんある中で比較的【6p】は通しやすい牌だと思っていたので。もっと濃い牌、【1-4s】とかがやばそうだなと思っていたのでそういう牌だったらやめていたと思うんですけど、【6p】くらいは押しました』

 その時の私の心中がこうだ。

 (…あれ? 茅森さんの待ちって【1-4s】だった気がするぞ? もしそうだったらピンポイント当てすごくない?! いやでも確実かどうか自信ないから白鳥さんごめん!このまま触れずにインタビューは進めさせてもらおう!)

実際の茅森の手牌がこちらだった。

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