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麻雀と生きる覚悟とその素顔「応援してくれる人のため、一打一打に気持ちを込めて打つ」~BEAST Japanext選考会出場 菅原千瑛緊急インタビュー

菅原千瑛 すがわら ひろえ  Twitter
日本プロ麻雀連盟28期生(2012年入会)
鳳凰位戦C2リーグ、女流桜花Aリーグ
12月2日生まれ・埼玉県出身・A型
獲得タイトル:第2期桜蕾戦、RTD Girls Tournament 2021、麻雀最強戦2022「女流チャンピオン決戦」優勝

Mリーグ新規参戦チーム「BEAST Japanext」のドラフト会議指名選手選考会の出場者8名に名を連ねた、菅原千瑛。かつてはミス高千穂大学に選ばれるなどルックス面に注目が集まるが、その中身は大学時代にプロ入りしてから麻雀牌の模様を見ない日はほとんどないという、生粋の「麻雀バカ」である。念願であるMリーグ入りの大きなチャンスを得た彼女に、話を聞いた。
(文・取材 東川亮)

-まず、菅原プロと麻雀の出会いから教えていただけますか。

中学生くらいに興味を持って、当時はMONDO TVの対局を見たり、ゲームセンターで麻雀格闘倶楽部を楽しんだりしていました。実際の麻雀牌に初めて触ったのは高校生の頃です。
友達や家族で卓を囲んでいましたし、高校でも周りに麻雀をやる人が多い環境でした。受験生のときや、大学に入ってからも麻雀は定期的にやっていて、ミスコンのときも、趣味・特技の欄に「麻雀」って書こうとしたくらいです。でも、麻雀で単位を落とす、みたいなことはなかったです(笑)。麻雀プロになったのが大学3年生の秋なんですけど、大学2年生までは単位をいっぱい持っていたので、プロ活動をしている4年生のときには出席日数が必要なこともあまりなく、無事卒業しました。大学の教授や先生の中には麻雀を一緒にやっていた方もいて、プロ活動に理解を示してくださったところもあり、環境には恵まれていたと思います。

-卒業後は麻雀プロ一本で歩まれています。

就職活動などはしませんでした。もともと親が税理士で、税理士試験を目指してダブルスクールとかで勉強していたんですけど、プロ試験を受けた後に麻雀プロと資格の勉強の両立は無理だと判断して、両親に相談して麻雀プロの道を選ばせてもらいました。

-両親の反対は。

なかったですね。私は言い出したら聞かないというか、やりたいと言ったことは曲げないところがあるので、応援してくれました。もちろん不安な部分もあったとは思うんですけど、それは表に出さず「決めたなら頑張ってね」って言ってくれました。母は今回の放送も実家で見ていてくれたみたいです。

-菅原プロは「麻雀バカ」というくらい麻雀どっぷりの生活をされていると伺っています。

麻雀は仕事であると共に趣味でもあるので、体調の悪いときでない限り、1年中で麻雀牌の模様を見ない日はありません。
たとえばプライベートで仲の良い女性プロたちと旅行に行っても、時間があると配信を見ているとか。
休みの日も麻雀の放送があれば見ていますし、いつも麻雀を打つか見るかしていて、日常を麻雀に捧げている感はあります。
周りにもそういう人が多くて、麻雀の話はずっとしていられるので、プロになってからも環境には恵まれているのかなと思います。

早川林香プロと大久保朋美プロと

-今回の選考会には、どのような思いでエントリーされましたか。

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