女流プロの教科書~なぜ安藤りなは人気なのか?【文・千嶋辰治】
群雄割拠の女流プロ戦国時代。
厳しい競争を勝ち抜いてスターダムに上ったプロは、どのように人の心を掴んできたのか?
今、売れているプロの魅力に迫る。
「七彩の雪月華」安藤りなプロ
安藤りなプロは日本プロ麻雀連盟北海道本部所属。
北海道在住にして東京での仕事も積極的にこなし、昨年の上京回数は50回以上になるという。
彼女はメディアに突然現れた印象を受ける方もいるかも知れない。
しかし、そうではない。
安藤プロがこなしてきた仕事
〇野菜の直売会
札幌から車約200キロ。車で5時間超の距離のところにある雄武町。
彼女は2019年からこの場所を何度か訪れている。
目的は麻雀店のゲスト、そして「野菜の直売会」だ。
2019年、雄武町にある麻雀店がオープンしたことをきっかけに、近隣のパチンコ店で行われる野菜の直売会へも声がかかり、同イベントの看板娘として人気を集めている。
安藤プロ本人に話を伺った。
「最初はあまりイメージが湧かなかったのですが、新鮮な野菜を安く提供しているので、たくさんのお客様の喜ぶ顔が観られてとてもやりがいがありました。」
忙しくなってきて、遠方の仕事は大変では?との問いには、
「そんなことはないんですよ。」
と、首を横に振った。
「自分でスケジュールをコントロールできていますから問題ありません。それに、求められれば可能な限りどこへでも行ってみたいと思っています。いただいたご縁は大事にしたいですからね。」
この仕事をしっかりこなしたことで、次の仕事に繋がったのだという。
〇蕎麦屋さんの看板娘
女性にとって、クリスマスと言えば一大イベントだろう。
しかし、仕事が大好きな安藤プロ。
4年前のこの日にも仕事を入れていた。
その仕事とは「蕎麦屋さんの看板娘」。
「飲食店での業務は経験があったので、仕事への不安はありませんでした。だから、すぐにお引き受けしたんです。自分がまさか飲食店の看板娘になれるとは考えてもいなかったので、人生何があるかわからないなと思いましたし、嬉しかったですよ。」
屈託なく笑う安藤プロだが、実はこの話には続きがある。
「こちらのお店をお手伝いしたご縁で、東京の芸能事務所を紹介していただいたんです。すぐに東京へ行って事務所の門を叩きました。すると、『エハラマサヒロのパチバラ7』のオーディションへ参加できることになり、レギュラーに繋がりました!」
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