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【無料記事】鳴き読みチャンス【川上レイ】

6月5日に発売された山本悠矢さんの『鳴き読みの定理』


80冊近くの戦術本を持っている私が自信を持ってオススメできる、タイトルの通り"鳴き読み"に特化した戦術本だ。

セット麻雀の場に持っていくと「ちょっと読ませて!」と取り合いになり、私の知る麻雀強者たちも「知らなかったことが書いてあった…」と驚き太鼓判を押すこの本。

私なりにおすすめポイントや感想をまとめてみたので、「読みは苦手分野…」「知識は少しあるけれど実践で使えるレベルではないかな…」などと思っている方にはもちろん、「鳴き読みは得意だ!」という自信ニキにも、ぜひこのnoteを読んで購入を検討してみてほしい。


★おすすめポイントその1:全ページカラー!図や表が、多く読みやすい!

戦術本を読んでいてよくあるのが、文章で書いてあることを脳内で再現するのが面倒くさくなるという現象だ。文章だけで説明されるとその状況を思い浮かべるのにエネルギーを使ってしまう。戦術本に突っ伏したまま気を失っていたこともしばしば…

しかし『鳴き読みの定理』は文章よりも多いんじゃないか!?というほど図と表と牌姿とで溢れていて、どの説明にも必ず牌姿が出てくる。視覚的・感覚的にとてもわかりやすいだけでなく、楽しくスラスラと読み進められるというのも推せるポイントだ。

★おすすめポイントその2:練習問題が豊富!

麻雀というのは厄介なことに、勉強した場面がすぐに現れるとは限らない。「これ○○ゼミでやったところだ!」状態になるまで時間がかかってしまい、その間に忘れてしまう…なんてことも。
実践で使えるようになるには、インプットされたその知識をどう使うか、引き出しの開け方の練習も必要である。

この本では鳴き読みに使える定理が19個も紹介されている。全ての定理についてなぜそうなるのかが牌姿を使って丁寧に説明されていて、理解は容易いだろう。

それだけでなく、その定理を適用できる問題もたくさんついていて、読み進めるだけでアウトプットの練習もできてしまうのだ。また、河や副露の表示も実践に近い形で再現されているため、すぐに使える自信が身につくだろう。

★おすすめポイントその3:"エピソード"がかっこよすぎる!

この本を買ったらまず、16ページ、88ページを読んでみてほしい。山本さんが実際に鳴き読みを利用して、ハイレベルなスーパープレーを繰り出しているのだ!
こんな人と同卓したり、後ろ見をしていたら確実に惚れてしまう。いや、もしかしたら嫌われてしまうレベルの鋭い読み。
自分の麻雀で同卓者やメンバー達をメロメロに、そしてボコボコにしたいそこのアナタ!今すぐにこの本を買いましょう。

★まとめ

「チー出しまたぎは危険、ポン出しまたぎは安全」
など、何となく聞いたことはあるけれど…という曖昧な鳴き読みの知識を、自信を持って使える!という状態にしてくれるこの本。

最近私の脳内では、同卓者が鳴くと「鳴き読みチャンス!!」が発動する。本にある19の定理のいずれかが当てはまり、使える場面が出てくるのだ。座学で得た知識をアウトプットできたときの喜びは想像以上である。以前よりも相手の手牌についてあれこれ考えられるようになったことがとにかく嬉しい。

読むと麻雀がより楽しくなる『鳴き読みの定理』。
ちなみに私はKindle版も購入したが、表や牌姿の見やすさから、やはり単行本をオススメしたい。
まだ手に入れていない人は今ならサイン本をゲットできるチャンス!下記ポストを参考に探しに行ってみてはいかがだろうか。

文・川上レイ

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