日の光を浴びたいならオタク趣味はやめよう(堀内正人)
初めての麻雀は家庭麻雀
僕が初めて麻雀をしたのは5歳くらいの時で、家庭麻雀でした。僕には9歳上の姉と、5歳上の兄がいて、家族みんなでいろいろなゲームをして遊ぶ家庭でした。姉とは年が離れているので、ケンカした記憶はありません。兄には時々「ジュースを買って来い」と言われたりしましたが、基本的にはみんな仲が良かったです。
父は東北大学の教授で、母は専業主婦で、僕が小学1年生の時に、父がマイホームを建てました。
姉は父に似たのか、とても勉強熱心でした。それに対して兄は反発して、あまり勉強をしませんでした。僕も、勉強は中の下くらいでした、
勉強はパッとしませんでしたが、友達は多くて、外でよく遊ぶ子供でした。鬼ごっこをしたり、カブトムシやトンボを取ったり、夜になるとホタルを見に行ったり……自然の中でのびのび遊んでいた記憶があります。小学生の時は小児ぜんそくだったので、肺を鍛えるために水泳もやっていました。父と姉と一緒に卓球もしていました。
また、父の趣味が囲碁と将棋だったので、子供の時に教わって、将棋クラブにも入っていました。でも、ぜんぜん勝たせてもらえないのでおもしろくなくて、やめてしまいました。でも、麻雀は、たまに父に勝てることがありました。
マジック・ザ・ギャザリングにハマった中学時代
中学校では卓球部に所属していました。(写真右から2番目)
中3の夏、区大会で優勝し、宮城県大会に出場しましたが、敗れて部活動を引退しました。放課後にすることがなくなったときにハマったのがマジック・ザ・ギャザリング(MTG)というゲームです。
これは1993年に始まったカードゲームで、初期のカードには700万円ものプレミアムがついています。イラストがとてもかっこよくて、当時中学生の僕は夢中になりました。
手持ちのカード60枚のデッキを組み、カードを7枚引いて戦いますが、「弱いカードは最初から出せるが、強いカードは後半しか出せない」という制約があり、最強のデッキを組んでも勝率は55%程度です。つまり、運の要素がかなり大きく、それ以上に「序盤・中盤・終盤」をどう戦うかという技術介入の余地があるゲームなのです。この辺りは、麻雀に通じるものがあると思います。
ちなみに、中学時代も麻雀はたまにはやっていました。月1回くらい、同級生の家に集まって手積みで、ちょっとしたものを賭けてやっていました。放課後に集まって麻雀をするなんて、自分たちではかなり不良のつもりでした。
でも、その頃は麻雀よりもMTGに夢中で、友人と一緒にずっとやていました。当時、仙台駅前のデパートの最上階にアニメコーナーとゲームスペースがあり、その売り場で購入したカードを使って、MTGの対戦もできるようになっていました。当時このMTGのカードは60枚で3000円。中学生のお小遣いをやりくりしてもそう簡単に買えるものではありません。そこで、知り合い同士で自分の持っているカードを交換し、自分のデッキのパーツをそろえ、より良い状態にしていました。その交換もとても楽しかったです。
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