５年目のシーズンに向けて【文・佐々木寿人】

　９月頭、コロナの陽性判定を受けた。
　いくら気をつけていたってなるときはなるもんだと思っちゃいたが、こうもがんじがらめの生活を余儀なくされると、いささか気も滅入ってくる。
　特に仕事関係である。
　およそ一週間の療養期間に、対局やゲストなど幾つも穴をあけてしまうことになってしまった。
　６年前にヘルニアで入院したときも感じたことだが、我々の業種は体あってのもの。
　日々の健康管理がいかに大切であるかは、今更言うまでもない。
　
　外出ができなければ、当然稽古もできないということになる。
　体調はどこも異変がないだけにもどかしさは募るが、それでもやれることをやるしかない。
　となれば頼りはオンライン麻雀である。
　麻雀格闘俱楽部に龍龍と、この期間だけで１５０対戦はやっただろうか。
　オンライン麻雀のいい所は、曖昧な記憶を辿る必要がないことである。
　牌譜がしっかり残るし、スクリーンショットもできる。
　後から振り返る上で、これ以上優れた機能はない。

レッスン１