マイナス1200からの復活へチーム雷電・高柳監督のMリーグ奮闘記8
構成・黒木真生
アカン雷電優勝してまう
金本:新年早々めちゃくちゃ強いじゃないですか! 雷電3位ですよ!
高柳:ダメダメそういうこと言わない、まだまだ半分!
金本:最近もう、雷電の試合がなくても順位表出るたびにコメント欄には「アカン雷電優勝してまう」とか書かれてて、何がアカンのかも全然分からないんですけど、すでに雷電フィーバーじゃないですか。
高柳:いやいや、まだ半分以上48試合も残ってるんですよ(1月16日現在)。フィーバーなんて浮かれてると痛い目に遭いますから。
金本:何かテンション低いっすねえー。
高柳:年明け皆好スタートを切れたのは嬉しいけど、こういう時に監督が浮かれてたら絶対にダメじゃないですか。昨年のこともありますしね。選手たちも気を引き締めて戦ってるし、後半戦もここまで同様、雷電はブレずにやりますよ!
金本:調子の良い人をガンガン行かせるとか、ないんですかね?本田朋広プロばっかり打たせるとか、しないんですか?
高柳:基本はしません。何度も言ってますが、そもそも麻雀の調子って測るのが難しいし、僕は4人全員で勝ちたいんです。それぞれの選手に期待するファンもいますし
金本:ということは、年末最終戦に本田さんがラスを引いた時にも、特に不安はなかったんですね。
高柳:全くないですよ。ここまで個人トップでチームに最も貢献してくれてるんだし、一度ラス引くぐらい何てことないでしょ。ただあの試合は今シーズン多井さんと初対決ということで少し固くなってましたね(笑)。南場に入ってちょっと消極的になったように見えたので「いつも通り伸び伸び打っていいんじゃない?」という話だけはしました。
金本:そしたらお正月から連勝ですでに10勝。高柳さんのアドバイスが生きましたね!
高柳:いやいや、それは本田選手の力ですよ!僕はただ、結果に一喜一憂せず、選手たちがブレてないかどうか、それを見守るだけです!
伝説の中2枚スルー
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