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【無料記事】選ばれなかった女⑨森本夕楓プロ【文・飯盛裕美子】

日本プロ麻雀連盟40期所属【森本夕楓(もりもとゆうか)】プロ

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はじめまして、森本夕楓と申します。

近代麻雀の選ばれなかった女たちの企画に関するnoteすべて読みました。
私は飯盛さんと同じく美術系の大学に現在通っており、1回だけですがデザインフェスタギャラリーでの展示経験も有ります。

応募資格には近代麻雀新人女流プロ2024に参加していない女性麻雀プロ、とのことですので私は当企画への参加資格がございませんが、
展示のお手伝い、その他雑用などなんでもやりますので、是非よろしければこの企画に携わらせていただけませんでしょうか?
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はじめにこのようなDMをくださった森本さん。連盟40期というのは、今年の4月デビューの新人である。つまり、まだ「デビュー前の方」がなんでもいいから関わりたい!と連絡をくださった。
私は応募資格に入会5年以内で近代麻雀の企画に参加していない人、としていたが、これは私と同じ境遇の方に【当事者意識】を持ってもらいたいという思いで設定したもので、熱意さえあれば「入会が何年だろうが」どうでも良かったのである。
ぶっちゃけ男性から申し込みがあったら、私は受け入れるつもりだった(金本さんがダメって言うかもしれませんがw)
「応募資格に該当しないから、応募できないや…」と思うのもまた、「選ばれなかった女」なのである。

デビュー前でたくさん可能性を秘めているにも関わらず、言ってみればこの企画は【マイナスイメージをバネに】するようなもので、とてもパワフルで積極的な方だなと思った。
現役大学生なので、20代前半だと思う。ご本人としては、可能なら参加者として企画に参加したいということだったので、じゃあやりましょう!ということになった。
早速恒例の質問を投げかけた。

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<本企画に対してどんな印象を持ちましたか?>
私は率直に飯盛プロの行動力に尊敬しており、こういった発表の場を提供していただいたことに感謝しています。

なにかやれることないかな…とSNSを見ているだけの私とは違い、「自分から作り出しに行こう」と自ら動き出した飯盛プロにはまだ到底追いつくことが出来ませんが、その行動力と、前例を作り出して頂いたことで多くの人が自ら前に出ようと考えたと思います。
私もその1人です。

参加することになってからの話にはなりますが、
コンセプトがしっかりと決まっているのに
まだデビュー前の私が参加してもいいのだろうか…という点が心配です。

<参加希望のキッカケ>
私はこれから入会予定ですので本企画には参加出来ないかと思っていたのですが、飯盛プロの行動力に影響を受け、私も何かやりたいと思いました。
この素敵な企画に少しでも携わりたいと思い、美大で学んできたことを活かせる展示作業など様々なお手伝いをさせて頂こうとDMを送らせて頂きました。
本企画の参加は飯盛プロのご厚意で参加させていただく事になりました。
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ご自身がデビュー前なのに大丈夫かな?と心配してくださる所が、なんとも真面目で初々しく微笑ましかった。なんでもいいからやらせてください!という気持ちの方がずっと尊い。
森本さんは美大で普段油絵を描いてるそうなのですが、絵を描くのってめちゃくちゃエネルギーを消費する活動なんです。
飲まず食わずで何十時間も描くこともあるし、肩や腕がバキバキになって身体中に負担がかかります。絵描きは体が資本。私も学生の時はそうでしたが、興味のあることはなんでもやってみたい。自分の可能性を知りたい。だからなんでもやったし、なんにでも興味をもった。作品のコンセプトや哲学なんてまだまだだけど、とにかくたくさん描いて描いて描いて自分を知りたい。自分がそうだったからこそ、デビュー前なのにこんなに積極的な行動ができるのだなと納得した。
他にもこんな話をしてくださいました。

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40期前期としてこれからデビューしていくにあたって同期の女の子は9人。そのうち数人は既にXのフォロワーが1,000人台がちらほら。

同期の方
朝比奈ゆりさん…シンデレラファイトシーズン3で本戦出場が決まっている。
吉沢彩月さんウヒョ助先生を誤ブロックしていたことで話題になった「ブロ沢」さん
南庭香さん…新宿のfairyさんに勤務されており、上記のお二人ともとても仲が良い。

私の現時点でのフォロワーは300人に満たない程度でした。

麻雀プロを目指す前から麻雀プロというのは人気勝負だと思っていて、もちろん成績を残して麻雀の強さを人気に変換する方法も王道のルートなのですが、基本的には自己プロデュースの面が強く出ると思っています。

プロを目指すにあたって自分はどう売り出していこうか、どうしたら自分の望むプロ像になれるか日々考えていました。

私がまずなりたいのは数あるプロの中から名前を覚えてもらえるプロになることです。
名前を知らないせいで損をしたくない。プロをやるなら全力で取り組みたいし、やれることをやって楽しみたい。その為に人気という力が必要ということを理解しているからこそです。

なので、デビューする前から勝負始まっちゃってる。と感じたのは最近ではありません。
何か戦えるものは無いか、話題になれるものはないかと毎日Xに張り付いていました。
その時見つけたのがこの企画でした。

最初は、私には関係の無い話か…と思いました。これからプロになる私にとって、本企画の参加資格である近代麻雀新人女流プロ2024の対象ではないからです。

「選ばれなかった女たち」という企画のコンセプトと自分が合ってないと参加出来ないのかな…と思うほど素敵な企画でした。

しかし、読み進めると飯盛プロも私と同じ美術系大学の出身で、私も僅かながら展示計画や実際に原宿でグループ展をした事があります。
なので、キャプション張りだとかどう配置するかだとかはそれなりに分かります。
実際に1人でやるかもしれないと仰っていたので、参加できないかもしれないけど、お手伝いならできる!と思って興味がわきました。
とりあえずDM送るだけ送ってみよう、と思って飯盛プロに展示のお手伝いさせて頂けませんか。と連絡しました。

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デビュー前から自己プロデュースの必要性を理解しているからこそ、この同期のスタートダッシュには焦りを感じる。私ならそう思う。輝く人のそばには、輝けなかった人がいる。その残酷さが人気商売にはつきものだ。
だけど落ち込んだり、気にしていないフリしをしていても、スポットライトがこっちを向いてくれるわけじゃない。
最後にこんな質問をしてみた。

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<森本さんは学生でありながら麻雀プロデビューが決まったわけですが、他にもやりたいことや夢はありますか?>
私が麻雀プロになろうと思ったのは、「やってみないとわからない」と思ったからです。

就活と並行してやることがどれだけ難しいかとか、社会人になってからやるのとどっちがいいとか、判断つけれなかったので、いずれプロになりたいならまだスケジュールの調整が効くであろう学生の今からやっても良いのかなって思ってプロ目指しました。

やりたいことは色々あって、就活にも影響しているのですが、アパレルとか、デザイナーとか、レジャー系とか、結構多いんですけど、今のところ麻雀に勝るものはないので、とりあえず麻雀プロの道を辿っている…といった感じです!

両立できたら1番はいいなと思っていますが、実際どうなるのか分からなくて心配です。

でも、麻雀プロにならなくてもそこは迷っていると思うので、むしろ土日が休みの企業で絞れることで就活しやすいかも、とポジティブに考えています!

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学生さんなのにこれだけしっかりした考えを持たれている森本さん。きっと掘り下げればもっともっと素敵な本性を見せてくれるはずだと思い、会えるのが楽しみな1人です。

文・飯盛裕美子

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