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私の麻雀をもっと知って欲しい見て欲しい【文・大久保朋美】


近代麻雀の読者アンケートで最強戦の出場が決まるというのが今回が二回目。
私は前回みんなにたくさん投票をしていただき予選大会に出場することができたが、結果は敗退に終わった。

ルールに沿った打ち方を成し遂げ、放銃が必要な場面では待ちを読み切って差し込みも行い、最後まで諦めずに戦い抜いたが、後一歩のところで最強戦の舞台に立つことはできなかった。

対局後応援してくれた方やプロの方々から賞賛の声を頂いたが、本来なら嬉しいはずの声が勝ちきれなかっただけに嬉しいような悔しいような複雑な気持ちでいっぱいだった。

今年も結果は敗退してしまったが、自分らしい納得のできる麻雀を打つことができたと思う。

36m待ちリーチの理由

先ずは、金本実行委員長に取り上げて欲しいと言われた東三局一本場の選択について話したい。

何を切ってリーチする?

結論から言うと、私は出アガリでテンパネのしない一番安くなる36mリーチを選択した。

トップ条件の決勝戦、打点が少しでも欲しい中でのこの選択は勇気のいるものだったが、私は36mが一番いいと思う根拠があってこの選択をしたのである。

14m、25m、36mの三つの選択肢があったが、1mは北畠プロが一枚切っていて枚数的に一番考えていなかった。
残るは25mか36mの選択になるのだが、夏海プロが3mを切っていて見た目枚数はどちらも同じで、25mの方が出アガリもツモもテンパネするから何も情報がなかったら25mにする。

しかし、夏海プロが7s手出しの後に3m手出しだったのでほぼ関連牌で萬子の下ブロックを持っていると考えた。

2mか5m雀頭固定のケース、2mか5m暗刻のケースが頭をよぎったからテンパネよりも夏海プロが複数枚持ってなさそうな36mにしたのである。

帰って対局を見返すと、夏海プロがやはり5m対子固定の3m手出しで、私の読みは合っていたのだ。

水瀬夏海手牌

そして6mをツモアガることができた。

個人的に伝えたい1局

そして、個人的にみんなに伝えたい局についても触れたいと思う。

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