【無料記事】自分で言うのもおこがましいが【矢島亨】
「協会初のグランドスラム(4冠)を達成し、A1リーグに14年連続で在籍し、ここ5年で雀王決定戦に4回も出ているのにまた選ばれなかった・・・」
もう何年前だろう、最強戦本戦に呼ばれたのは。
雀王を失冠してからは一切声がかからず、オータムCSという一発裏無しの大会を2連覇してもプロ予選から出るしかなかった。
次期Mリーガー候補と言われ、会社も辞めて麻雀一本の生活にしてもMリーガーにはいまだなれずに、やるせない気持ちを抱いている。
「何か大きいタイトルを獲るしかないか」
そう思いながら悶々と過ごしていたときに、プロ雀士契約を結んでおり、DD STUDIOを運営している日本プロ麻雀協会の後輩のたっつぁんからこのスポンサーカップの話を聞かされたのだ。
「雀力はあるけどチャンスが無い人」
麻雀最強戦の理念のこの一文を読み、チャンスは過去何回かあったけれども大丈夫かな?と思いながらも、無事に主催者の審査を通過し、このスポンサーカップに出ることが決まった。
自分で言うのはおこがましいが、出場する8人の中では実績はもっともあるとは思う。
もちろん麻雀なので、だから勝てるということはないし、残りの7人も有名な選手が多い。
しかし今の自分にできるのは、このまた与えられたチャンスを生かすため、今の自分に打てる最良の麻雀を打って勝つことだけである。
このスポンサーカップを勝って麻雀最強戦本戦に出場し、ファイナルに残り、優勝してMリーグ入りの可能性を少しでも上げておきたい。
自分の最大の目標は、Mリーガーだ。
あの舞台に立つために。この機会も全力で臨みたい。
6月14日(金)17時開始 麻雀最強戦2024スポンサーカップ【無料生放送】。
優勝者は8月4日のABEMA放送「麻雀最強戦2024読みの神髄」に出場。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?