『シナリオ』


大した夢も思い浮かばず
流行りの話をしてみたり
背伸びしたような頭の中は
憧れを追いかけ鳴らした革靴

あの子の ことを思っていたけど
彼女の心を引きよせる彼は
恋なんか知らないのか
鬱陶しいほど爽やかで

憧れていたのは となりの となりの 誰かで
いつも歩いてたのは 誰かの
誰かのシナリオだったんだ

一瞬を 感じながら 生きていく これは僕にしか感じられない世界で
帰るよ 僕のもとに
帰るよ僕のシナリオに


何年も 飽きない メロディを
歌う彼を 真似た 声
ギターを始めたのは 4歳なんて
もう 手遅れじゃないかと落ち込んで


憧れていたのは となりの誰かで
いつも歩いてたのは 誰かのシナリオだった

一瞬を 感じながら 生きていく これは僕にしかできない 感じられない世界で
帰るよ 僕のもとに
帰るよ 僕のシナリオに


転んでいい 泣いていい
ダサくてもいい

一瞬を 感じながら 生きていく これは僕にしかできない 感じられない世界で
帰るよ 僕のもとに
帰るよ 僕のシナリオに