【機能整形】鼻の骨を削ってみたときの話
はじまり
今回書く記事は、僕が長年悩まされていた鼻づまりの原因の一つであった「鼻中隔湾曲症」を改善するために行った手術に関するものになります。
この手術を行った後の快適さは凄まじいです。鼻づまりはほとんど起こらず、ティッシュペーパーの使用量が本当に激減しました!
この記事で、鼻づまりに悩んでいる方の選択肢の一つとして参考になれば良いかなと思います。
症状
まず、僕が悩まされていた症状についてからです。
僕は長年(大体10年くらいですかねえ?)、鼻詰まりに悩まされていました。
毎日、ティッシュペーパーで鼻をかむのが当たり前で、かまなくても大丈夫な日は1年に1度あるかないかくらいでした。
「鼻中隔湾曲症」と診断される前に、花粉症やダニとかハウスダストのアレルギーも持っていることは持っていたので、アレルギーが原因だからしょうがないと割り切って生活を送っていました。
では、なぜ「鼻中隔湾曲症」が診断にまで行き着くことができたのかと言うと、これは本当に鼻水が日常的に出てくるので、「一体自分の鼻の中はどうなっているんだ?」と思って、自分の鼻の穴の中の指を突っ込んだのです。グリグリグリグリ、指で鼻の穴を探索してみます。それを両方の穴でやると自分の中で疑念が生まれたのです。
「あれ? なんか右の鼻の穴狭くね?」
狭いというのは、粘膜ではなくもっと骨格的に狭かったのです。指が入る深さも右の鼻の穴が浅いのです。
それで、鼻詰まりの原因を色々調べてみると「アレルギー」「鼻中隔湾曲症」「ポリープ」などがあるようで、たぶんアレルギー以外にも自分には症状があるなと考えました。
そして、その症状で検索してヒットした病院を受診すると、「鼻中隔湾曲症」と診断されたわけです。
手術中
そして、診断された1ヶ月後くらいに手術しました。
手術した箇所は、鼻中隔と、両穴の脇の方にも出っ張っている骨があり、それらの部分を削りました。3箇所くらいだった気がする。
手術中の麻酔は、鼻の部分だけに打たれて、意識はあるまま行われました。
この手術が思ったよりも大変でした。
医者からは「手術中、鼻呼吸を行わないように。」と言われました。
なぜ、鼻呼吸をしてならないのかと言うと、鼻呼吸をすると傷口から出る血液が喉の方に行ってしまい、咳込んでしまい施術が行いにくくなるためだったような気がします。確かに、血液が喉の方に来ることは何度もありました。
しかし、鼻呼吸を起こさないようにすることがまた無理ゲーなのです。僕としては、鼻呼吸はせずに口呼吸だけをしているつもりなのですが、なんだか鼻呼吸をしているみたいで、僕自身呼吸が辛いのです。
それで、僕は医者とか看護婦に呼吸が辛いアピールをして、医者が血液を吸い取ってくれたりするのですが、「鼻呼吸しないでね!」と医者と看護婦にキツめに言われます。
これがまた言われる側としてはムカつくのです。例えるなら、一輪車に触ったことがない人に「なんで乗れないの!?」と言うようなものです。
最も辛かったのは、ガーゼが呼吸を塞いでいたときです。
施術中、血液が喉の方に入って来ますが、それに加えてガーゼまで入って来そうになります。その事態は医者と看護婦も気づかず、僕がアピールしてようやくガーゼが取り除かれます。「ガーゼはちゃんと枚数管理しとけよ!ふざけてんのか!」と僕は内心でかなりキレていました。あー、書いててあのときのフラストレーションが蘇ってきました・・・笑 手術をしてくれて感謝はしているのですが、あのときは「モラハラ野郎、ふざけんな」と思っていました笑
という風に、手術が終わって、大量のガーゼが鼻腔にビッシリ詰まって、さらにガーゼを鼻の穴を塞ぐように当てた状態で、少し休みます。
大体15分くらい休んだら、帰って欲しそうに看護婦や医者が急かしに来るので、それくらいで自分で予約したビジネスホテルに撤収します。
これから絶対安静期間が終わるまでは、必ず頭を心臓より下にしないように注意されます。僕は、リュックを枕の下に置いて、頭の位置を挙げていました。
手術後(絶対安静期間)
手術が終わった3~5日間くらいは絶対安静期間に入ります。その間は、口呼吸のみの生活になります。
僕が泊まったのは、病院の近くのビジネスホテルでした。そして、ホテルに泊まるにあたって気を付けたいのが、「ホテルは乾燥がすごい」ということです。
ホテルって換気が行いにくい環境なので、カビが生えることにはかなり気を付けられています。なので、普段生活する家より湿度が低めの環境になっています。
そのため、そんな乾燥がすごい環境で口を開いたまま生活をしていたら、すぐ喉を痛めたり風邪を引いてしまいます。
そんな状況にならないように、マスクを持っていくことをおすすめします。現在コロナ禍でマスクは相変わらず着ける風潮ですが、日常生活用と就寝用で1日に最低2つはマスクを持っていたほうが良いと思います。さらに言えば、寝る前はマスクを濡らして寝るほうがベターでしょう。
そして、食事なのですが、僕は固形のものはほとんど摂らなかったような記憶があります。これとサプリメント(HMB、CLA、亜鉛、鉄とかですかね。)を飲んでいましたね。あと、ウィダーとか。
ほとんど、外出しなかったので、そこまで栄養は摂らなくても生活できました。今、流行りの断食だと思ってやってみれば良いかと思います。
あと、生活としては、本当に身体を動かさずに過ごしました。
「蒼の彼方のフォーリズム」とかいうギャルゲーを全クリしたり、
ドメスティックな彼女を全巻読んだり・・・
あー、このドメスティックな彼女が僕すごい気に入っている作品でして、なんなら泣いちゃうくらいの作品くらいなんですけど、
この絶対安静期間中に泣く(涙を流す)のはたぶん良くないです!!笑
せっかく、鼻の中で血液が固まっているのに分泌液で凝固が和らいでしまいます!!
なので、自分の涙腺を刺激しないようなもので、この期間は乗り切ってもらえたら良いかなと思います。
絶対安静中に泣いてしまった僕は、果たしてちゃんと傷口が塞がっているのかどうかドキドキしながら病院に行きました。
手術後(平常期間)
ドキドキしながら病院に行った僕は、なんとか無事に傷口が塞がったと診断されました。いやー良かった良かった。
そして、そこからは、鼻に入るガーゼの量が減り、ちょっと酷めの鼻血を止血するレベルのガーゼの量になりました。
この期間は、すんごいことが2回ありました。
1回目は、会社のオフィスにいたときのことです。
仕事をしていて少し鼻をかむと、何だかもう少し出そうな残鼻水感がするのです。
それで、自分のオフィスのトイレに行き、鼻を出来る限りかみました。
すると、「何だ? このカオナシの残滓みたいなやつは?」
実物を貼るのはやめておきますが、こんなカオナシの残滓みたいな物体が鼻から出てきたのです!!
最も出てきたときはこの時でしたが、それからも少しカオナシの残滓は出てきたのでした。
2回目は、カオナシの残滓が出なくなってからのことです。
ある時、何だか目の下の辺りというか、その部分が重いのです。
その状態の時、ふと風呂場で鼻をかむと、何だかすごい沢山の鼻水が出てきそうな予感がして、思いっきり鼻をかみました。(真似する際は自己裁量でお願いします! 傷口開いても保証できません!)
すると、今までで最も大量の鼻水(というか膿)が出てきました。そうです、その時だけ蓄膿症になっていたのです。
その大量の膿を出してからは、目の下の辺の重みは解消されて、再び重くなるようなことは起きていません。
まあ、傷口を塞ぐために活躍した白血球とか血小板の残骸が溜まっていたのですね。
通院終了
手術が終わって、2ヶ月半くらい通院し続け、ようやく完治したことを診断されました。
この手術が終わってからは本当に快適で、アレルギーはもちろん症状として残っていると思うのですが、
その症状によって鼻づまりが辛いということはほとんどなく、アレルギーに対する治療は行わなくても生活に全く困っていません。
おしまい
以上が、今回の鼻の骨を削ったときの記事になります。
もしかしたら、僕同様に、骨を治してしまえばアレルギーに対する治療を行う必要がないという人がいるかもしれないので、ご参考いただければと思います。
手術が少し大変ですが、その1週間位我慢すれば、その後の人生が好転すること間違いなしだと思います。
そして、同じような手術をする方の心構えをする際の一助になれば良いかと思います。
以上になります!
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