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事業継承で今後も社会に貢献し続ける株式会社近畿自動販売機サービス代表取締役の上野様にインタビュー

父が創業者と語る株式会社近畿自動販売機サービス代表取締役の上野様。
新卒で求人広告会社に就職し、5年ほど勤務。その後、将来を見据えて営業職で奮闘し実家に戻られました。
事業継承は前々から想定しており、2011年に社長に就任。
そんな上野様にインタビューをさせていただきました!

株式会社近畿自動販売機サービス 

「人と地域と飲料をつなぐ」を理念に、1974年の創業以来、自動販売機に携わり、京都から滋賀を中心に独立系自動販売機オペレーターとして地域に貢献。
営業活動を通し、数多くのオーナーから消費者までご支持を得て、飲料メーカーと提携を結び、自動販売機の管理に全幅の信頼を寄せている企業様です。

▽株式会社近畿自動販売機サービスの公式ホームページ

▽採用ホームページ

幅広い年齢層の消費者に近しい業界

ーー自動販売機業界の魅力とは何なのでしょうか?

この業界は消費者に近いため、何か工夫をしたり、キャンペーン等を行うと消費者からの反応もダイレクトに伝わりますし、自動販売機は業種・業界を問わず、法人に置いていただけますし、学校や工場、マンション、駐車場、商業施設など、場所を選ばないことも特徴です。そのため、自動販売機をビジネスとして始めたい、社員の福利厚生を充実させたいなど様々な動機で簡単に始めていただけるのが自動販売機ビジネスの特徴です。

ーー具体的にはどのようなお仕事をされているんですか?

我々は自動販売機を置きたいとお考えの企業様や個人様のサポートをすることが仕事です。
どんな場所に自動販売機を置くのが良いのかなどのリサーチ業務から、どのような製品(飲料水)をラインナップとして揃えるのが良いか、値段設定はどうするのか?設置後は定期的に自動販売機を周り補充を行い、売れ筋などを確認して、お客様にフィードバックを行いながら、今後の戦略やキャンペーンなどを考えたり、製品(飲料水)のラインナップを変えたりを繰り返し行っています。

そのため、単に製品の補充だけをやっているわけでもありませんし、飲料を売っているわけでもありません。

ーー非常におもしろい仕事ですね!

本当におもしろくて、場面場面において飲料の価値が変わるのも、おもしろさの一つです。飲料はお子様からご高齢まで利用されることも身近に感じる理由のひとつです。
特に京都では特に観光産業が多く、神社仏閣などもありますので、人が集まる場所が多く、京都の街並みを散策するためのお供として飲料が求められるという側面もあります。ですので、様々な場所の地域性なども垣間見えることは非常におもしろいのかなと思います。

飲料のラインナップも幅広く、お客様に様々な選択肢をご提供できることも面白みの一つだと思います。
例えば、サントリー様やダイドー様、コカコーラ様など名だたるメーカー様との直接取引ができていることが当社の強みです。その中でも全国で初めて、メーカー様と売れ筋のビッグデータを共有連携して、商品企画などに活かすなどの取り組み(アライアンス)を行える仕組み作りなど、強固なパートナーシップを結ぶなどの実績もできてきました。
当社は飲料メーカー様から見た場合、一緒にメーカー様の商品を販売するパートナーという立ち位置にあたりますので、協力しながら仕事ができるのも、おもしろみの一つだと思います。

ある意味ですが、自動販売機は店舗ビジネスで、「この場所はどのようなユーザー様が多くいらっしゃるのか」「交通量はどれほどか」「どんなカテゴリーの飲料・製品を置くのが一番収益が上がるのか」といったことを日々考える仕事なので、そこに面白みを感じていただける方であれば嬉しいですね。

様々なデータの分析を繰り返し行い、自分なりの感性や付加価値をつけるための工夫が必要なので、配送や補充をするだけの仕事では決してないということを強調しておきたいです。(笑)

そして、この仕事をしていて意外な気づきとして、近隣にスーパーやコンビニなど何もない場所であれば、自動販売機を置くだけでも消費者の方から非常に喜ばれたりします。

「近くにすぐに買いに行ける」「災害の時に助かった」などなど、自動販売機の価値というのは非常に大きく、幅広いものだと思いますので、そういった価値をどんどん作っていきたいと思っています。


コロナ禍を機に考え方を方向展開

ーー直近のマーケットはどのように変化していますか?

売上10億円を目指していましたが、コロナ禍が方向展開を考えるきっかけになりました。
積極的にどこにでも自動販売機を置くのではなく、目利き力を使って適切な場所を選定して配置したり、ラインナップを見直したりしながら適正な利益を確保できる体制に変化させました。

コロナの影響があったため、当社の価値とはなんなのかを改めて振り返る良い機会になりました。

風通しの良い職場

ーー現在の従業員規模数とどのような方が在籍されているのかを教えてください。

現在は正社員20名+アルバイト8名の組織です。
この業界にずっといらっしゃる方もいれば、「接客や販売が好き」「車が好き」「自動販売機に補充をしている姿を見て」などの理由で転職してきたメンバーもいます。
本当に幅広く、身近にある自動販売機ってどんな仕組みなんだろう?どんな業界なんだろう?と興味本位で応募してきくれたメンバーも結構いますね。(笑)

ーー従業員の皆様にとっての働きやすい環境づくりなど、働き方や力を入れていることについて教えてください。

家族持ちが多いので、プライベートな時間をちゃんと確保してもらえるようにしています。
有休消化もどんどん取得いただける環境にしており、有給取得率は高い会社だと思います。
やはり、1年でも2年でも長く働いていただけるように、会社として支援やサポートなど、できることは最大限行うようにしたい。
そんな想いで環境づくりを常に行っているので、社長室はありますが、私はほとんどの時間を従業員のいるオフィスにいて、何か改善できることはないかな?と散歩をしながら会話をしていることが多いです。(笑)
結果的に、私にも話しかけやすい風土や空気が少しずつ出来ているように感じます。
また、企画会議もどんどんアイデアを出してもらえるようにしており、メンバーのアイデアが形になった事例も数多くあります。

消費者や地域、社会から必要とされるビジョン

ーー今後のビジョンを教えていただけますでしょうか?

「いつまでも必要とされる存在になる」ことだと思います。
消費者や地域、社会から「当社が必要である」と感じていただけるようにし続けたいと考えています。
自動販売機がライフラインの一部となり、災害時などのインフラとしても価値をどんどん作っていきたいです。
リサイクルなどの問題にも積極的に取り組み、今後の自動販売機のあるべき姿を模索していきたいですね。
また当社だけではなく、業界団体とも連携し、業界全体での取り組みにもチャレンジしていきます。
「飲料を飲みたい」に加え、「どのような価値を提供できるか?」を常に考え、私たちと一緒に「おもしろい!」や「価値がある!」といった、喜ばれる自動販売機を一緒に作っていける仲間が増えていってほしいと思っています。
まずは自動販売機の業界について、当社について知っていただければと思いますので、ご応募お待ちしております!

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