4/29 第二回オンライン当事者会(主催:近畿)感想とか

参加して下さった方の中には、お子様がAPDの診断を受けておられる方も複数おられました。
そのお一人は親御さんがとても熱心にAPDに関して学ばれ、結果として大阪市大病院で受けた検査結果と併せて、お子様が思っていたよりも結果が良好であった点がわかり、結果的にお子様も以前よりも明るくなられたそうです。
少しずつですが、近畿だけではなく日本各地でのAPD当事者同士によって進む活動が、誰かのQOLの向上のお手伝いをできている事をお聞きできて暖かい思いを感じました。

社会的必要から余儀なくされた面もあるとはいえ、様々な問題や課題を毎回感じているオンライン当事者活動ですが、オフラインでは実現困難な可能性も多くあると感じています。

一つは距離的な制約を取り払える点、
今も四国や日本海側、沖縄や北海道などAPD当事者会は開ける目途は立っていませんが、開いてほしいという声は毎回のように寄せられています。
地方や離島のような場所にも、APDの方は間違いなくおられますし、そのような土地に住む方は都市部よりも一層のサポートや、同じ悩みを持って生きている方との接点を必要としていると思います。
そのような方がスマホ一つで参加できるオンライン当事者会は、仮に世情が安定した後でも継続する必要のあるものだと気づかされました。

また、静かな自宅で常に同じ音源から発する音で進行するオンライン当事者会なら、APDの人にとってはオフラインよりも聞きやすい、話について行きやすい方もいる、という事がわかりました。
もちろんこれは逆の場合もあり、オンラインだとどうしてもしんどくなる、という方もおられます。

空き時間を使って短時間でも専門家の方にご参加頂ける、というのもオンラインの魅力だと思います。

勿論、今回も機材の問題や進行上、段取りの改善点も多く見つかりました、何れある程度のバランスがとれるようになった段階でマニュアル化し、誰でもオンラインAPD当事者会を開きやすくなる環境も作れればいいな、と感じています。

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前半の交流会のレポートはこちら

https://note.com/kinki_apd/n/nf351b1b46f19

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