映画大好きポンポさんを観に行ってきました。
友人がSNSで呟いていて気になったので劇場に観に行ってきました。
原作はイラスト共有サイト‘‘Pixiv‘‘に投稿された漫画。
漫画の方は単行本でも出版されているようです。
漫画の方は未見で、この作品に触れるのは映画が初めてでした。
舞台は映画の街ニャリウッド。
映画好きをゆうに通り越した映画狂である主人公のジーン君は
映画製作アシスタントとして若き(見た目は小学生)映画プロデューサーのポンポさんの下で働いていたところを
ポンポさんに映画監督に大抜擢され、初めての監督として映画を作る
といったストーリーです。
この「映画大好きポンポさん」は
何かを得る為には何かを犠牲にしなければならないという至極当然の事実を、改めて観客に突き付けてきます。
「映画を撮るか死ぬか、どっちかしかないんだ。」
主人公のジーン君のセリフです。
この言葉の通り、ジーン君は映画製作以外は何もできないぐらい尖った人物です。
今作では周りのスタッフに支えられながら映画を作っていき、苦悩しながらも映画を完成させるために尽力します。
映画を作る過程はものすごくポップにテンポ良く作られていて、陰鬱なシーンはほとんどありませんが
その分、自分の生活を犠牲にして映画製作に没頭するジーン君の狂気が浮き彫りになります。
映画に携わる人たちは自分の生活を犠牲にして
立場次第では役者、プロデューサーなど多くのスタッフの人生を預かり作品を作る。
膨大な時間と膨大なお金と膨大な労力を費やして映画を完成させます。
それでもその映画が評価されるとは限らず、世に出した瞬間大多数の者の目に触れられ、批評されていく。
この「映画大好きポンポさん」だって、自分にとっては最高の映画ですが、誰かにとっての最低の映画になるかもしれない。
それは映画以外の創作物全てに言えることだし、世間に評価されるのは創作者にとって宿命。
作った物を世に出し、時にはぼろクソに叩かれながらも
作り手は新たな作品を創り続ける。
それしかできないから。
映画監督も、アニメ監督も、漫画家も、音楽家も。
自分の生活を犠牲にして何かを産み出し批評されるという点では、アスリートも似たようなものだと思う。
心身を摩耗させながら準備し、試合・大会・発表会という舞台で自分の作品を披露する。
並外れた努力をしてそれに臨むけど、結果を残せなければもちろん批判される。
生半可なメンタルでは決して続けられない
それでもやり続ける、作り続ける。
それしかできないから。
ジーン君のような情熱や狂気がないと、創作者として成功は出来ないのだろうなと思いました。
まぁアスリートには引退というものがあるので、似て非なるものだとは思うけど。
自分はこの映画の大半を泣きながら見てました。
自分にも昔は夢があってそれを追いかけて自分が出来る限りの努力は全てしたけど叶わなくて諦めた過去があるので
何かを犠牲にして何かを得ようとするこの映画のかキャラクターに感情移入してしまったのか、なぜかは分かりませんが。
「感動した」という言葉一つでは言い表せないぐらいの何かをこの映画からもらえた気がします。
この作品に触れるきっかけを作ってくれた友人に感謝です。
全てのクリエイターに幸あれ、そう思いました。
まぁ期待以下の作品とかつまらないと感じたものを見たら
俺だってマイナスな意見は言うだろうけど(笑)
人間だもの。クリエイターに幸あれ。
グッズ買ってしまった。
もう一回見に行きたい!行こう!!