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重賞ローテ考察No160 中山記念

『右回り中距離重賞好走時の先行経験に注目🤔』

🗻重賞ローテ考察 中山記念🗻 ※近10年対象

〜2月26日追記〜
◎12.スタニングローズ
○6.ソーヴァリアント
▲13.ラーグルフ
△1.11

中山記念の考察テーマは、
『近走に右回り中距離重賞を3角5番手以内で勝っている事』

が、好走する為の必要適性となるかどうかです🤔

本テーマを考える主な理由は、以下2点。

①中山芝コースが開幕週である為、先行時に高いパフォーマンスを示している事がリンクしやすいのではないか。
②古馬G1級の年明け初戦になりやすく、近走で重賞を勝つぐらいの上昇度と実績が必要なのではないか。
※ここについては、例外として『芝2000 G1で好走』も挙げられますので後ほど

上記を踏まえた上で、【勝ち馬傾向】を見ていきましょう。

【勝ち馬傾向】※前走海外馬は一部除く
①前走クラス
・G3以上(10/10)
②前走人気※前走海外が1頭いる為9頭の内訳
・G1:8番人気以内(6/6)
・G2〜G3:3番人気以内(3/3)
③前走着順着差※前走海外が1頭いる為9頭の内訳
・G1:不問(6/6)
・G2〜G3:2着以内または着差0.0以内(3/3)
④近走実績
・近5走以内に、右回り芝1800〜2200重賞で3角5番手以内かつ1着(7/7)
・近5走以内に、芝2000 G1で3着以内かつ着差0.0以内(3/3)

🌟2023年該当馬🌟
①+②+③+④全て該当
→スタニングローズ、ダノンザキッド、ヒシイグアス、ソーヴァリアント、ラーグルフ

G1組はある程度前走不問、G2〜G3組は人気と着順着差条件が結構シビア、OP以下は勝ち無しと、やはりメンバーレベルからある程度の格が必要なレースです。
そしてポイントになる④近走実績は、冒頭テーマに沿った馬が10年で7頭勝利しています。
例外の3頭は芝2000 G1で3着以内かつ着差0.0の好走実績持ち。
2020年ダノンキングリー
→4走前皐月賞3着着差0.0
2016年ドゥラメンテ
→2走前皐月賞1着
2014年ジャスタウェイ
→前走天皇賞秋1着

冒頭テーマに沿った実績を持つのは、スタニングローズ、ソーヴァリアント、ヒシイグアス、ラーグルフ。
例外パターンは、ダノンキッドとなります。

続いて、個別レースの相性RANKに当て嵌めていきます。

【相性RANK】
前走レース
※馬券内2回以上かつ連対率>複勝率
※本年の出走予定馬前走のみ

🥇有馬記念 2-1-0-5 連対率37.5%
🥈中山金杯 3-0-1-6 連対率30.0%
※秋華賞(0-2-0-1)、天皇賞秋(1-1-0-2)が今年は不在

今年不在の秋華賞と天皇賞秋も含めて、やはり前走G1戦が多いですね。

確認の為クラス別にすると…
🥇国内G1 6-4-3-22 連対率28.6%
🥈海外   1-1-1-6 連対率22.2%
🥉G3   3-4-2-23 連対率21.9%
※3勝は全て中山金杯組

やはり前走の格が求められてくるレースです。
この後は、前走G1組(国内)・中山金杯組を中心に絞り込んでいきます。

【中山金杯組好走傾向】
①前走着順着差
・3着以内または着差0.3以内(4/4)
②近走実績
・近5走以内に、右回り芝1800〜2000重賞で、3角5番手以内かつ3着以内または着差0.3以内(4/4)

🌟2023年該当馬🌟
①+②どちらも該当
→ラーグルフ

中山金杯組は、好走馬4頭が全て2018年以降と近年相性が良いですね。
中山金杯組からの好走馬4頭も全て冒頭テーマに沿った実績(勝利ではなく3着以内)を持っていました。
中団〜後方から展開利で追い込んだタイプには厳しいレースとなります。
過去10年の中山金杯組を全て確認した所、②近走実績に該当していなかった馬は、近10年で0-0-0-6でした。
・2022年5着 ウインイクシード
 ※前走3角6番手
・2017年6着 ツクバアズマオー
 ※前走3角8番手
・2016年4着 フルーキー
 ※前走3角8番手
・2015年8着 ナカヤマナイト
 ※前走3角14番手
・2013年4着 タッチミーノット
 ※前走3角6番手
・2013年9着 ニシノメイゲツ
 ※前走3角11番手

5番手が良くて6番手がだめというのは、少々乱暴ですが、どこかで線を引くならここ。
中山金杯→中山記念ではメンバーレベルが上がりますので、その微妙な差が結果へも影響するのでしょうか。
あと、得てしてこういう点は減点材料では無く、加点材料として活用するのが効果的な場合が多いというのは来年以降も覚えておきましょう。
※減点材料でも、致命的ではなく妥協できる範囲ではないかという意味

ラーグルフは3角5番手ですので、クリア。

【G1組好走傾向】
①前走人気
・8番人気以内(12/13)
②近走実績
・近5走以内に、以下何れかに該当(12/13)
1)右回り芝1600〜2000の重賞で、3角5番手以内かつ3着以内または着差0.6以内
2)右回り芝1800〜2200の重賞で、4角7番手以内かつ上がり3F1位で1着
※例外は近走で右回り経験の無かった2014年のジャスタウェイ。本馬は前走古馬G1で1着。

🌟2023年該当馬🌟
①+②どちらも該当
→スタニングローズ、ヒシイグアス

スタニングローズの前走エリザベス女王杯については、東京新聞杯時のナミュールの所でも記載しましたが、先行した馬には苦しい展開と判断していますのでノーカウント可能と考えます。
〜ローテ考察 東京新聞杯より〜
『昨年のエリザベス女王杯は重馬場の前傾ラップで、1.2.4着が初角10番手以下の追い込み戦。ナミュールは初角8番手、掲示板内では6番手のウインマリリンに次ぐポジションで、厳しい展開でした。』
→ナミュールは次走東京新聞杯で2着。

また、回り/コースでは、中山芝1800〜2000で重賞2勝、阪神芝2000でG1勝ち含めて5勝全てが右回り。鉄砲駆けも効きますので、内枠を引ければ先行脚質と内有利想定の馬場をフルに生かしたパフォーマンスが望めそうです。

ヒシイグアスは宝塚記念2着から8ヶ月ぶり。
休み明けは、天皇賞秋5着・大阪杯4着と崩れていませんし、2走目の方がベターなタイプとは思いますが、2年前中山記念勝利時よりメンバーが揃っている印象。
また、昨秋使わなかった理由がまだ情報取れていませんので、印上位の推奨馬とするには個人的にピースが足りないです。

以上の点を踏まえて、木曜日時点の推奨馬は
・スタニングローズ
・ラーグルフ
・ソーヴァリアント
の3頭とさせていただきます。


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