![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89777590/rectangle_large_type_2_cae3b6bdb82778dd5dda5b01b99f103c.jpeg?width=1200)
重賞ローテ考察No145 天皇賞・秋🍁
・重賞ローテ考察のベースフィルター(Excel)を追加
・ローテ考察的視点の追記
・購入予定馬の見解まとめ
🍁東京11R 天皇賞・秋🍁
◎8.シャフリヤール
○4.ポタジェ
▲7.イクイノックス
△9.ジャックドール
🌟予想アプローチ🌟※火曜日時点
今年の天皇賞秋のポイントは2つ
①逃げ想定馬達の作るペース
②3歳馬の取捨
まず①、逃げ想定がパンサラッサとバビット、どちらも番手で良さが出るタイプではなく、基本的には玉砕覚悟でも譲らない展開を想定したいと思います。
ジャックドールも逃げてナンボという馬でしたが、前走の札幌記念でパンサラッサの逃げを道中3〜4番手からちょい差しで結果出しましたので、前2頭を行かせての3番手でしょう。
ジャックドールが4番手以下に蓋をして実質逃げる形を取ると4番手以下はイーブンペース、ある程度前を追いかけながらだとハイペースになる想定です。
現時点では、ジャックドールが前2頭を放置して、4番手以下に蓋をする展開を考えます。
次に②ですが、ローテ的視点としてはやはりダービー直行がまず懸念。富士Sでダノンスコーピオンよりもセリフォスを上に取った際にも触れましたが、3歳馬が重賞で古馬と初対戦するハードルは当然あるはずです。ましてやチャンピオンディスタンスの東京芝2000のG1ですから、相手は一流古馬。過去10年、ダービーからの直行は1-0-0-1ですが、2頭しかこのローテを踏んでいないという事実はこのハードルの高さを物語ります。(簡単に通用するのであれば、馬券内はともかくとして母数がもっと多いはず)
また、G1においては、『予定通りのローテーションなのか』というのも重要な要素と考えています。
今回は、ジオグリフがダービー後に骨折休養、ダノンベルーガが中間一頓挫あって神戸新聞杯をスキップしたという点を私は重く考えたいと思います。逆に言えば、イクイノックスは早くから天皇賞直行を予定しておりルメール騎手も確保。また、因果関係は定かではないですが、サリオスが天皇賞秋に出ないのがシルクの使い分けなのだとすれば、勝負度合いは相当高いかもしれません。
🌟ローテ考察的視点🌟
天皇賞秋の注目ポイントは、ベースフィルター内の『近走実績』でフォーカスしている近走のG1実績です。
天皇賞秋は、日本競馬の芝G1レースで5本の指に入るであろう格式の高いレースの1つ。
過去10年の当レース好走馬30頭(重複含む)の内、近2〜5走以内にG1好走実績があった馬は実に29頭(例外は2013年のジャスタウェイのみ)。
そこで、G1好走実績のボーダーラインを、前走G1組とG2組に切り分けると以下の通りとなります。
❶前走G1組:近2〜5走以内に芝G1で2着以内かつ着差0.4以内あり(15/15)
❷前走G2組:近2〜5走以内に芝G1で3着以内または着差0.2以内(14/15)
2022年該当馬
❶シャフリヤール、イクイノックス、ジオグリフ
❷パンサラッサ、ポタジェ
今年の該当馬は上記5頭であり、当考察としては、このポイントを重要視します。
🌟各馬見解🌟
◎シャフリヤール
特注クラス傾向(G1組):全項目該当
G1実績は言わずもがなな本馬ですが、今一度振り返りましょう。
昨年のダービー馬であり、ダービー2着馬は昨年の当レース勝ち馬エフフォーリア。
現4歳世代の牡馬は非常にレベルが高い事で当時話題になっていたかと思います。
シャフリヤール自身も昨年はジャパンCで3着しており、1角で不利を受けながらコントレイルと着差0.5は強い内容。
次走ではドバイSCを勝ち、日本ダービー馬として史上初の海外G1制覇を成し遂げました。
前走のプリンスオブウェールズSは、藤原先生曰く『種目が違った』ということで、馬場も全く合わなかったという事でしょう。
今回は久しぶりの日本競馬で、ポイントは『ジャパンCが大目標(メイチ?)』と公言している中で、状態はどうなのか?という事ですね。
ここまでは皆さん近しい認識かと思います。
メイチを10割とするならば、私は今回8〜9割の仕上げでも勝ち負けになる方に張りたいと思います。
1週前追い切りは福永騎手、最終追い切りは岩田望来騎手とそれぞれシャフリヤールに騎乗経験のある騎手で状態を確認してますし、藤原先生も「チャンピオンホース」と言っている以上、きっちり獲りに来ているはずです。(叩き台ならクリスチャン呼ばないのではとも思ったり)
次走のジャパンCは◎にする方多いと思います。私もそのつもりでした。ここで掲示板以上に走れば恐らく次走は1番人気でしょう。
大筋ズレていないとすれば、僅かな配当妙味を最大化出来るのは今回◎で頭から買う事なはずです。
○ポタジェ
特注クラス傾向(G2組):全項目該当
穴を開けるならこれとして対抗に抜擢します。
大阪杯はジャックドールが作るペースを道中5番手から差し切り1着。
今回、ジャックドールが実質逃げの形となれば、大阪杯の再現もある想定しています。
コースは阪神の方がベターかもしれませんが、昨年の天皇賞秋でも4番手追走から6着にまとめており、昨年の上位5頭は出てきませんので、当然チャンスあり。
また、主要ローテの1つである毎日王冠組というのもポイントですが、毎日王冠組全体は過去10年で3-1-5-37に対し、毎日王冠時58キロだった馬は0-0-2-3。しかも、4着以下に負けた3頭は全て6歳馬でした。
ポタジェは、一般的に能力のピークである4〜5歳馬の範囲である事もプラスです。
また、10/26にツイートした調教適性。
最終追い切り:栗東坂路単走
56.3→40.5→26.4→13.2
本馬はこれが好走パターンとなります。
・調教適性(最終追い切り)
トラック:3-2-1-5
坂路 :3-2-1-0
→坂路を更にブレイクダウンして今回のパターンに当てはめると、、、
単走馬也:2-0-1-0
※大阪杯1着、毎日王冠3着あり
こういうの個人的に大好きですし、様々な角度から強調材料が出てくるのは良いですね。
4番枠から、4〜5番手のインで脚を溜めてロスなく競馬出来そうで、コース替わりもプラスになれば非常に面白いでしょう。
▲イクイノックス
勝ち馬傾向:全項目該当
特注クラス傾向(G1組):全項目該当
冒頭の②で触れた様に、予定通りのローテでルメール騎手確保はプラス。
懸念は、前走の日本ダービーの内容が、上位入線馬では最も馬場や展開に恵まれてたと感じた事です。
前走の日本ダービーは、後方待機組有利の展開かつ外伸び馬場。本馬は、4角14番手から直線残り200mを上位入線馬では最も外を通っての2着。
1番人気想定の馬ですので、これは押さえておきたいポイント。
では、今回も恵まれる再現性はあるのでしょうか?
結論から言えば、恵まれる可能性は比較的高いと考えます。
・先週まで東京芝は外の差しが届いている事。
※今週からコース替わり注意
・ハイペースで前崩れの可能性がある事。
なお、2015年以降の天皇賞秋勝ち馬7頭は、全て4角6番手以内の競馬であり、後方から直線ごぼう抜きは決まり辛いレースです。
本馬は前走のペース経験と位置取りから、前半で後方に置かれてしまうか、位置を取りに行くと、追走で脚を使わされてしまう可能性もあり、こういった点を含めて、上位古馬との対戦経験は重要と考えています。中段で折り合えば、シャフリヤールとのマッチレースまで。
△ジャックドール
パンサラッサの逃げるペースを3〜4番手追走で結果出した、前走をまずは評価したいですね。
G1を勝つには、勝つ為の工夫やレースプラン等のプロセスが垣間見える事も重要と考えてます。※昔の話ですが、秋華賞を勝つ為に、ディアドラが本番前2戦連続で右小回り2000を使ってたりとか。何故か強烈に覚えてます笑
ジャックドールは、前走逃げていたら、結果に関わらず評価は難しい1頭だったでしょう。
冒頭の①でも記載した通り、前2頭を行かせてインの3番手で実質逃げの形を取れば、大崩れは考えにくいと思います。
コース替わりで内が復活すれば馬場にも恵まれますし、何かに差される事はあっても、今回3頭以上に差されるのはあまり想像できません。
ただし、最終追い切り含めて懸念せざるを得ない内容も出たので△までに。
藤岡先生から、「1週前追い切りは予定より時計が早い」「最終追い切りは予定より時計が遅い」との言葉も漏れてますので、調整のチグハグ感は否めません。
また、最終追い切りが単走なのは去年のウェルカムS1着時以来という事で、重賞3走と比較してズレるのは気になります。(詰まったローテの大阪杯でも最終追い切りは併せ馬)
直線早めに先頭に立つも、何かに差される、それがシャフリヤールだと思います。
以上、皆さんも当たりますように👍