PiEDHデッキ紹介 《謎のゴライアス、オヴィカ/Ovika, Enigma Goliath》
1.前置き
初めましての方は初めまして、そうでない方は毎度お世話になっております。大阪なんばのEDH推しのGamebar Lotusが運営するオンラインショップ蓮屋でオリジナルEDH構築済みデッキの監修している金華といいます。
今回は今アツい、パイオニアEDHのデッキ紹介です。そもそもパイオニアEDHって何???という方は下記サイトをチェック。
以前にもデッキ紹介をしましたが、序盤はゆっくりながら爆発力のある展開が楽しめる、面白いフォーマットです。
現在【#パイオニアEDHコンテスト】が開催中とのこと。詳しくは下記リンクをチェック。
本記事は無料で全文読むことができます。投げ銭的なやつはしてもらえると統率者神決定戦などでの関東遠征費用になります。
2.統率者
今回紹介する統率者は《謎のゴライアス、オヴィカ/Ovika, Enigma Goliath》です。
7マナと非常に重い統率者ですが、着地後は護法で3マナ+3点ライフを要求し単体除去から身を守れます。さらに非クリーチャー呪文を唱えるとそのマナ総量分のゴブリントークンを速攻付きで生成します。この大量に生成されるトークンで攻め、守り、コンボするデッキとなります。
また機械兵団の進軍で登場したバトルのカードタイプを持つカードは
①非クリーチャーであり
②生成したゴブリンで殴ることができ
③裏面を唱える際もそれが非クリーチャーの場合表面のマナ総量分もう一度ゴブリン生成できる
というように相性が良いです。その中でも非常に相性の良い2枚はコンボルートにも使用します。
3. デッキリスト
4.主なコンボ
①《スカークの探鉱者》or 《ソーサラー・クラス/》or 《セゴビアへの侵攻》/《セゴビアの海暴君、カエトス》
統率者と《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》or 《ソーサラー・クラス/Sorcerer Class》(レベル2) or 《セゴビアへの侵攻/Invasion of Segovia》/《セゴビアの海暴君、カエトス/Caetus, Sea Tyrant of Segovia》のいずれかが揃うことでチェインコンボがスタートします。
①非クリーチャー呪文を唱えるとそのマナ総量だけトークン生成
②生成したトークンがマナをキャッシュバック
この状態でドロースペルを連打しデッキを掘り進めます。途中で《宝船の巡航/Treasure Cruise》などの探査呪文や追加ターンを使用すれば使用できるマナが増えていきます。最後は《運命のきずな/Nexus of Fate》1枚まで掘り進めて無限ターンや単純に大量のゴブリントークンで殴り切ります。
また《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》のみ生贄要求、他2枚はタップ要求なのでこれらが同時に並ぶことで2倍の効率でマナが返ってきます。
注意点としてそれぞれに強みと欠点があり
《ソーサラー・クラス/Sorcerer Class》:唯一青マナが確定で出せるが、インスタント/ソーサリー限定。
《セゴビアの海暴君、カエトス/Caetus, Sea Tyrant of Segovia》:青いクリーチャーをタップすれば青マナも出せる(ゴブリンは赤)が、非クリーチャー限定。
《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》:マナの使用制限はないが、赤マナ限定。
とはいえ赤い呪文でもドロー+宝物生成のカードが多く、ここから青マナを生成できるので上手く回していきましょう。追加ターンまで行ければタップされたゴブリンが全て起き上がりマナを出すも殴るも自由です!
②《ストリクスヘイヴンの競技場/Strixhaven Stadium》
単純にゴブリントークンで勝てる1枚です。チェイン回さなくても10数体のゴブリンが並ぶので全員で殴れば簡単に10個溜まります。3人同時には難しいですが1ターン目に1人、2ターン目に残り2人くらいのスピード感で倒せます。
③《アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios》/《創始ドラゴンの召致/Invocation of the Founders》
7マナの統率者を出した次のターンは土地を置いて8マナ出るはずなので、この状態で墓地8枚あるときの1枚コンボです。
①《アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios》を唱え《時間への侵入/Temporal Trespass》をサーチ。ゴブリン5体生成
②オヴィカとゴブリンで《アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios》に攻撃
③《創始ドラゴンの召致/Invocation of the Founders》キャスト。裏面のマナ総量は表参照なのでゴブリン5体生成
④《時間への侵入/Temporal Trespass》を探査込みでキャスト。追加2ターン+ゴブリン11体生成
以上の流れで追加2ターン+ゴブリンを21体生成+非クリーチャー呪文全部コピー状態にできます。追加ターン中に生成できるゴブリンも合わせれば十分に3人殴り切れるでしょう。
5. ピックアップカード
①召集を持つ呪文
元々召集を持っている呪文はクリーチャーのタップのみで唱えられるため、いわゆるピッチスペルのないパイオニアEDHでは、貴重な相手の計算を狂わせられる手段になります。このようなカードを引いている時はオヴィカを唱える際に《宝船の巡航/Treasure Cruise》などを1マナで唱えられる状況から入り、これらを構えられるようにしたいですね。
②《神秘の反射/Mystic Reflection》
単純に相手の唱えたクリーチャーやプレインズウォーカーを弱い生物に変える使い方もできますが、オヴィカがいる場合には別の使い方ができます。
①場の強力なクリーチャーを対象に唱える。オヴィカ誘発でゴブリン2体生成した後、《神秘の反射/Mystic Reflection》が解決。
②適当な非クリーチャー呪文を唱える。オヴィカ誘発で生成するゴブリンは全て①で指定したクリーチャーに!
さらにこの生成するトークンはオヴィカの能力で速攻が付与されて出てきます。②で唱える呪文のマナコスト次第ではそれだけで殴り切れてしまうことも。
注意点として②のゴブリン生成にスタックして相手が瞬速などでクリーチャーを出すとそれにコピーの権利を取られてしまいます。さらにスタックしてインスタントを唱え上からゴブリン生成などで対応しましょう。
③《侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Tree》
マナ加速が貧弱なパイオニアEDHにおいて毎ターン土地加速できる可能性がある置物です。とにかく7マナと非常に重い統率者なので継続して使える点がありがたい。パイオニアEDHは普通のEDHよりも土地が多めの構成が多いのでヒット率も気持ち高め。
タルキールフェッチ奪った時に色が対応していないと使えないので《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》とか入れといてもいいかもしれない。
下の能力も一応使えます。このデッキだとこの色で使用可能な法務官4体全て投入していますが使うことはほぼないです。どれも単体でそこそこ強いので単体性能での起用ではありますが。マナだけしかないところからワンチャン作れる…かもしれない。
6.最後に
パイオニアEDH気になるけどどんな感じか先に見てみたいという方は、Discord鯖で不定期に対戦しているので覗きに行くといいと思います。
https://twitter.com/Pioneer_edh/status/1644979768000155650?s=20
以下宣伝。
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休日はだいたいGamebar lotusでEDHしています。他にもいろんなボードゲームで遊べたりするオシャレ空間なので是非遊びに来てください。
Gamebar lotusは大阪なんばで営業中。営業時間などはtwitterアカウントをご覧ください。
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Gamebar lotusのオンラインショップ蓮屋は日本橋に実店舗オープン!現在はプレオープン期間中とのこと。MtG、FaBに加えポケカ、LORCANAを取り扱っているそうです。自分はMtGのオリジナル構築済みEDHデッキ制作にしか関与してませんがこちらもぜひチェックお願いします。
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