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きんじょの本棚(R)通信 [Vol.10] ワスレナ和光大学店とアキッズブックシェルフ店

このメールはきんじょの本棚(R)店主限定で配信したメルマガを編集したものです。
(配信日:2024年1月9日)


きんじょの本棚店主の皆さん
こんにちは。きんじょの本棚メルマガ編集部です。
きんじょの本棚通信では全国の本棚の様子、店主のお人柄、体験や工夫、
イベント情報などを共有することで、皆様の本棚活動の一助となればという
想いで編集しています。お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。

<今回の内容は>




■きんじょの本棚リレー店主紹介 No.10

紹介者:No.12 町田サポートオフィス店【町田市民フォーラム内】 橋本空
紹介する本棚:No.170 ワスレナ和光大学店【和光大学構内「和光銀座」】 結城史音


町田サポートオフィス店の橋本空です。
このたび、ワスレナ和光大学店の店主 結城さんにお話を伺いました。

和光大学現代人間学部4年生の結城さん。(卒論はすでに書き終えているそうです、スバラシイ!!)
毎週月・水・木曜日、1時間ほど大学のお昼休みに和光大学内で布の上に本を置いて広げているとのこと。
店主とおしゃべりしたり、おすすめの本を紹介したり、本の寄贈があったりと、店主の結城さんとのリアルな交流が生まれるスタイルで運営されています。
きんじょの本棚は常設の本棚や本棚を出し入れする店主さんが多い中、店主と会話できるスタイルって珍しい!と驚きましたが、
お話を伺っていると、結城さんの夢・やりたいこととそのスタイルが結びついていてとても納得しました。

以下、インタビューした内容です。

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きんじょの本棚をはじめたきっかけは?
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可喜庵できんじょの本棚のイベントが開かれるということで参加しました。
本屋を開くという夢に向けて自分が今できることを何かやりたいという想いがあったので、きんじょの本棚のような気軽に始められる取り組みはピッタリだと思いました。

普段は和光大学内の「和光銀座*」という場所で、布の上に本を広げています。
利用者は、学生:教授:職員が 7:2:1くらい。
教授や学生、図書館の職員さんがお気に入りの本を寄贈してくれたり、利用者の人におすすめ本を紹介したり、交流が生まれています。

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結城さんの夢は? ―居場所としての本屋を開く―
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高校2年生の頃から<居場所としての本屋>を開きたいと思っていました。
大学を卒業したら2年後くらいにできたらいいなと思っています。

「人が人におすすめの本を紹介できる場」、「子どもへの読み聞かせができる場」、「音楽やアートが楽しめる場」、「学校(会社や家庭を含む)に行けない人の息抜きになる場」など多様な機能を持ったみんなの「たまり場」をイメージしています。

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なぜ本屋なのか?
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本屋である理由は、3つ。

□「読書」は何にも代えがたい趣味だと思っている
映画や音楽などと異なり、読書は1歩1歩登山をするような、能動的に楽しむ趣味。
インスタントなコンテンツが流行っている中で、読書という行為がますます大切になっていると思います。

□ 読書をしている人は話を聴くのが上手!と確信している
読書をしている人は人の話を聴くこと、人の痛みを感じることが上手な方が多いと感じています。
だからこそ読書に関わる人を増やしたいという気持ちがあります。

□ 読み聞かせが好き
幼少期に母にしてもらった読み聞かせがとても心に残っています。
2~3年かけて母が『ナルニア国物語』を読んでくれました。
誰かが自分に「全力でコミットしてくれている時間」を体験していたことが自分にとっても大切でした。
心理学を学んだ今とてもよくわかります。全子どもに体験してほしいと思っています。

■店主のおすすめ本
『海と毒薬』 作:遠藤周作


■きんじょの本棚店主寄稿 No.114 アキッズブックシェルフ店 藤井 亜紀

#114 アキッズブックシェルフ店の藤井です。

 町田市図師町を小山田まで続くバス通りから細い急坂を上がったところにある英語音楽教室です。あまりの孤立エリアで教室があることを知らせたいなあと、中学の同級生でもある#149 ぬくもりの園2号店店主さんに相談したところ「きんじょの本棚やってみれば」と教えてくれました。
今まで、つい買いだめてしまった可愛い英語の絵本も、これならいろんな人に紹介できるかもしれない!と期待してオープンしたのですが、結局、教室の前は近所の人以外誰も通らないので、生徒と保護者の方しか利用せず、重い本を毎回出すのにくじけ、今は玄関の中に設置されています。せっかく始めたのにこれではただの「教室の本棚」でした。

 何か本棚を紹介できるいい機会はないかなあと思っていたところ、私が毎年主宰しているクリスマスコンサートに「きんじょの本棚とコラボしたら面白いかも!」ときんじょうさんから提案していただきました。実は私も会場となる忠生市民センターホールってスペースが広いので、そこで何かできそう!と思っていたので、すぐさまコラボを決定し、お知らせも作り直して「A Kids' クリスマスコンサートwith きんじょの本棚」と銘打ち、本棚グループにお知らせし出店を募りました。

 偶然にも新出店を控えた#210 isado店さんはコンサートでもミニライブするほど歌好きな私の生徒のおうちで、連絡するとすぐにOK。
#70 不動産のアルファス店主さんは高校の同級生「本棚担いで行けばいいの?ほんじゃ行く」と、プラス1店。
さらにはコンサートに来てくれることが決まっていた#49 ぬくもりの園1号店店主さんも「本棚持って行くよ」と即答。うちを入れて4店!
初めはうち1店でも出そうと思っていましたが、一気に心強くなりました。

 そして12月始めの週末、またしてもぬくもりの園店主さんが「うちのそばの公園で焼き芋するんだけど、きんじょの本棚もやるみたいだからくれば」とお誘いを受け、ホイホイ出かけて行くと、青空の下に本棚が!そこで#111 ワイルドベリー店の店主さんと#15 町田コンディショニングジム健介店の店主さんのお母さまにお会いしました。ここでまたしても一役買ってくれたぬくもりの園店主さん「今度クリスマスコンサートで本棚出しませんか?コンサートも聴けますよ」と勧めてくれて町田コンディショニングジム健介店さんも出店してくれることに!!

 ほとんど身内といえば身内ですが、こんなに近いところに店主ががいる本棚ってすごい!ぬくもりの園店主のHちゃんもすごい!
おかげさまで全部で5出店となりました。

 このクリスマスコンサートでは恒例のくじ引きコーナーがあります。そこで関係者の手作りのものや私の教室からちょっとしたプレゼントを景品として出しているのですが、勢いのついた私はこの景品の募集もきんじょの本棚店主さんに呼びかけたところ、なんと次々とご協力のメッセージをいただきました。
#51 絲子店さんの革細工のキーホルダー
#25 ひるずかぼう店さんのコーヒー
#59 ホッとspace店さんの葉っぱのブローチ
#70 不動産のアルファス店さんのペンとミニライト
#49 ぬくもりの園1号店ご利用者さん作成の編み物やポチ袋  みるみるうちにプレゼントがいっぱい!

いつもはきんじょハウスのオンラインでしか会わないのに、この景品を受け取りに絲子店さんやひるずかぼう店さんに伺って初めてリアルな他店の本棚を見てお話しできたことも嬉しかったです。

 さあ、コンサート当日!朝、荷物を積みに教室に寄るとレターパックが届いていました。
高知から、、、高知から??? なんと高知の四万十にある#20 風自遊庵店さんが景品を送ってくださったのです!!中にはオリジナルのクロスと布製のホルダーが入っているではありませんか!すぐさまお礼のメッセージを打ち込みながら、嬉しい、ありがたい、驚きの「きんじょの本棚」のつながりに心臓がドキドキしてきました。

 コンサート会場には本棚が並び、お客様の中にはコンサートが始まるまで本棚をのぞき、本棚を知らなかった人は「どこに返してもいいんですか?」などと質問されていました。そしてコンサートの途中、くじ引きが始まる前に各店主さんに一言インタビュー!それぞれに置かれている本の紹介を聞くと、改めて本棚とそこに訪れる人にはご縁があるように思えます。
この本を読む人と自分は同じ気持ちを持っている。そんなふうに本棚と出会えたら仲間に出会えたような嬉しさ感じるのではないでしょうか?

来場者数よりたくさんになった景品の数。子供たちにはくじ引き券2枚渡され、みんな当たった品をいくつも私に見せながら嬉しそうに持って帰りました。

 いつもは歌手として、お客様に楽しんでもらいたい、幸せになってもらいたいとプログラムを考える私ですが、今回はきんじょの本棚とコラボしたことで、もっと楽しいコンサートの形があることを実現できたと思います。普段は生徒しか来ない本棚でしたが外に出ることもできました。
またぜひやってみたい!
そしてこの場を借りてご協力いただいた店主の皆様、本当にありがとうございました。

No.114 アキッズブックシェルフ店 藤井亜紀


■まちカフェのご報告 No.26 金グラ店 荒木光信(事務局・小番頭)

2023年12月2日に開催された東京都町田市民共同フェスティバル「まちカフェ」イベントに出店参加しました。
このイベントは地域のNPOや市民活動団体が集まり、多様な活動を通じて地域コミュニティを豊かにすることを目的としています。

今回のまちカフェでは、「きんじょの本棚(R)」の参加が印象的でした。
市役所の3階アトリウムに畳、椅子、テントを持ち込み、リラックスした雰囲気の中で本を読むこと、人と触れ合うことを楽しみました。このシンプルながらも心地よいゆるーい空間は、訪れた人々にとっての一息つく居場所となりました。

特に印象的だったのは、きんじょの本棚のファウンダーきんじょうみゆきさんが畳の上でリラックスしながら参加者と楽しそうに話している光景です。彼女の穏やかな笑顔が優しい風が吹いていいるような、イベントの穏やかで開放的な雰囲気を象徴していました。

私自身、このイベントの計画には半年を費やしましたが、準備の直前になるまで動き出せず、最終的には3日前に急ピッチで準備を進めました。昨年もまちカフェに参加した経験があり、計画書もすでに準備していたため、それが大きな助けとなりました。

今回もきんじょの本棚の参加は何か大きな目標を掲げているわけではなく、ただ単に人々がゆっくりと時間を過ごせる「場」を提供することが目的でした。このイベントを通じて、私たちは地域社会の中で小さながらも大切なつながりを育むことができました。

町田市におけるこのような市民協働フェスティバルは、市民一人ひとりが日常から離れ、新しい出会いや経験をする機会を提供しています。
きんじょの本棚の様な小さな活動が、これからも地域社会に積極的な影響を与えていくことを願っています。

ChatGPT after proofreading a little bit!


まちカフェ!公式サイト


■新規登録店

212.ぺら気分店 [神奈川県茅ケ崎市]
213.ひな店(仮) [東京都町田市]
214.もしもし文庫店 [東京都多摩市]
215.ヤマボウシ店 [東京都町田市]


■お知らせ

●12.15 日本大学文理学部で講演 社会福祉士、教員を目指す学生さんが参加する授業で新たな伝説を生み出す。

 行き当たりバッチリに相当自信があるきんじょうさん、想定外のトラブルが起きたら、どう問題解決をしていけばよいのか!
 講演で実演してお見せする事ができたそうです。詳しくはご本人に聞いて見てください。
 ※事務局の寿命が縮まった事を付け加えておきます。

●12.18 和光鶴川幼稚園年長さんにきんじょうさん、清原番頭さんとのづたやくしどう店主矢田さん三人できんじょの本棚のお話をしてきました。

 園児が思い思いに制作した自作本をどうやったら多くの人に読んでもらえるか。。。寸劇できんじょの本棚に興味を持っていただきました。

◆メルマガ「きんじょの本棚(R)通信」のバックナンバーを「きんじょのノート」で閲覧できるようになりました。
 読み落としてしまった方、是非過去のメルマガもご覧ください。


◆きんじょの本棚通信に投稿参加したい!本棚に絡めてお仕事のPR大歓迎です。

◆メルマガは店主及び本棚関係者へ配信しています。
 登録メール以外で受信されたい場合はメールアドレスとお名前、店主との関係をメルマガ編集部までお知らせください。
 メルマガ編集部連絡先:mm@kinjonohondana.com

◆きんじょの本棚を始めてみたいという方がいらっしゃいましたら、ホームページ「はじめかた」をご案内下さい。


■編集後記

橋本さん、ワスレナ和光大学店結城さんの思いをがっちりレポートして下さってありがとうございます。将来計画がキラキラと眩しく、きんじょの本棚がそのエッセンスになったら素晴らしいな!きっと素敵な居場所を作られるんだろうと、思いを馳せながら読ませて頂きました。

そして、クリスマスコンサートwith きんじょの本棚なんて、藤井さんの発想力と行動力に脱帽です。またそこに賛同される店主が大勢いるというのが、繋がっていないようで繋がっている不思議なきんじょの本棚なんですね。大盛会となりましたことお喜び申し上げます。来年もぜひ!

荒木さんレポートありがとうございます。ChatGPTを使いこなしているところ流石です。今年のまちカフェもゆるーく、やった感がありましたね。子供たちがテントに寝転がって本を読んでいたのが印象的でした。お疲れさまでした。

個人的なご報告を、静岡に4か所本棚がありちょうど行く機会ができて巡ってまいりました。
本棚は出てるか?店主に会えるのか?旅の目的地へ出会いを楽しみに行って参りました。

#84.みのりナーサリー店[牧之原市]
 学校法事みのり学園が運営する企業主導型保育所
 みのりナーサリーの入り口に本棚が置かれてました。公園の前で陽当たりの良い場所、保育所利用者がご利用になっているそうです。


#85.青池のお寺(江松庵)店[牧之原市]
 みのり学園の菩提寺、お堂の中、入り口に設置されていました。
 檀家さんがご利用になるそうです。学園職員の方がご案内くださいました。ありがとうございました。

#96.お薬師さまのお寺 心月寺店[牧之原市]
 最後に伺ったのは心月寺さん、住職がいらしてご案内くださいました。
 こちらは奥様肝いりで本棚を始めて下さいました。これからさらに大きな本棚を作られるそうです。
 こちらも檀家さんや近所の子供たちにご利用いただいているそうです。


#167.モンゴルゲルのテンゲル店[島田市]
 店主の伊藤さんが離れた職場から駆けつけてゲルの仕組みモンゴルの生活など丁寧にご説明下さり、民族衣装も着させていただきありがとうございました。

 

静岡の本棚はそれぞれが離れているのですが、配架されているのを見て、皆さん楽しんでいらっしゃるのだと感慨深い思いと感謝の気持ちでいっぱいになりました。お会いできた皆様、ありがとうございました。(岡)


【きんじょの本棚・メルマガ編集部】
 きんじょの本棚本店
 三ツ目山ひなたぼっこ店
 夢想読書会@Ond店
 カフェ・クレーポ店
 ひるずかぼう店

きんじょの本棚(R)をよろしくお願いいたします。
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